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二重あごの人は歯列矯正が必要かも?舌とあごの歯並びへの影響

二重あごの人は歯列矯正が必要かも?舌とあごの歯並びへの影響

顔が大きく見えてしまい、見た目が太っているようにも感じてしまう「二重あご」。しかしあまり太っていないのに、なぜ自分のあごは「二重あご」になってしまうのだろうと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
実際に「二重あご」は体型が肥満傾向のある方によく見られますが、体型は太らずに顔だけ太るという現象はまずありえません。ではなぜ「二重あご」になってしまうのでしょうか。
今回は体型に関係なく「二重あご」になってしまう理由と、「二重あご」を改善できるトレーニングについてご紹介します。

二重あごの原因

体型と関係なく「二重あご」になってしまう原因は「お口」にあります。それは歯の噛み合わせであったり、舌の位置であったり、表情筋であったりなどさまざまです。ここでは「二重あご」のさまざまな原因についてご紹介します。

噛み合わせ

まず「二重あご」になってしまう原因のひとつに不正な噛み合わせがあります。噛み合わせは上下の歯を噛み合わせた時の状態ですが、不正な噛み合わせをしている場合、必然的に顎の位置はずれてしまいます。
顎のずれは顔の筋肉を正常に使うことができないだけでなく、下顎が通常よりも後ろに下がってしまったり、姿勢の悪さを引き起こします。この噛み合わせの悪さによる顎のずれや姿勢の悪さによって「二重あご」になってしまっている場合、顎を正しい位置に戻す矯正治療を行うことにより改善することができます。

舌の位置

「二重あご」の原因には「舌の位置」も関わっています。しかし「舌の位置」と言われても、ピンと来る方はあまりいないと思われます。舌は人との会話や朗読、食事などで動かされていますが、口を閉じて何もしていない時は上顎の前歯の後ろあたりに位置しています。これが舌の正しい位置であり、これを日常的に意識している人は多くないと言えます。ある人は舌が上顎についておらず下顎に落ちていたり、舌を動かすたびに上下の前歯を押してしまっていたりする人もいます。そういった人は口呼吸を行っていることが多く、それにより顔の筋肉が衰えてしまい、「二重あご」になってしまうことがあるのです。
また舌の位置は歯並びの影響を受けることもあります。そのため舌を正しい位置に戻すために歯並びの矯正を行い、舌のトレーニングを行うことで改善することができます。

表情筋

表情筋とはお口の周りにある顔の筋肉です。口を動かすことにより自然と動かされる筋肉ですが、日常生活の送り方によりこの表情筋が衰えてしまうことがあります。
そのひとつが「早食い」です。早食いでは、食べ物を一度にたくさん口のなかに入れ、時間をかけて噛まず、飲み込んで食事をしてしまうことになってしまします。これは表情筋をあまり使わずに食事をしているため通常より筋力が衰えてしまい、顔のはりがなくなり、皮膚が下へと落ち込んでしまいます。
また噛み合わせの悪さにより表情筋が衰えてしまうこともあります。それにより「二重あご」を作ってしまうこともあります。

改善トレーニング

「二重あご」の原因が歯並びや噛み合わせにある場合、矯正治療を行う必要があります。しかし間違った舌の位置や表情筋の衰えは矯正をしただけでは改善できません。そのため矯正治療とは別にそれらを改善するためのトレーニングを行う必要があります。ここでは舌の位置を正し、表情筋を鍛えることができるさまざまなトレーニングについてご紹介します。

あいうべ体操

「あいうべ体操」とは、鼻呼吸ができない方や口呼吸の悪癖がある方や睡眠時無呼吸症候群の方などが行っているトレーニングです。舌を正しい位置に戻すことにより、これらの症状を改善できることがあるためです。
やり方は、「あ」と「い」と「う」をそれぞれ発音する際の口の動きをゆっくりと大きく行います。そして最後に「べ」と舌をできるだけ前へ突き出し下へ伸ばします。これを30回繰り返して行うトレーニングです。できるだけ大きく口を動かすためにたっぷりと時間をかけて行うことが大切です。

タングトレーニング

「タングトレーニング」は舌を上顎に押し当てるトレーニングです。まず舌の先端を上の前歯の後ろにある小さな突起部分(スポット)に押し当てます。
その後、舌全体を上顎に押し当てたら舌で上顎を弾くように「ポン」という音を立てます。これを10回から15回ほど行い、1日に3セット行います。舌先をしっかりスポットにあてることを意識してゆっくり行うことが大切です。

ガムトレーニング

「ガムトレーニング」はガムを使い、舌の位置と動作を正すためのトレーニングです。まずガムを奥歯で噛むことを意識ながら噛んでいきます。この時に唾液があふれてきたら奥歯を噛んだ状態で飲み込みましょう。
ある程度ガムを噛んだ後は、ガムを上顎に押し当て、舌を使い広い範囲に広げていきます。そしてガムがずれないように舌を上顎に押し当てたまま奥歯を噛み合わせ、舌の奥だけを動かし唾液を飲み込む動作を行います。これを1日に2、3回行います。唾液を飲み込む際に、上顎に押し当てた舌を動かさないように意識して行うようにしましょう。

口唇のトレーニング

「口唇のトレーニング」は口を大きく動かさずに、唇を閉じた状態で行うトレーニングです。
まず自然な状態で口を閉じます。この時の自然な状態とは、唇は力を入れずに閉じており、上下の歯は離れた状態です。その状態で唇をできるだけ内側に引っ張り、上下の歯のあいだに挟むように入れます。
唇を内側に入れたら次は唇を思い切って外側に引っ張り出します。この時に「パンッ」と音が出るように唇を外側へ引っ張り出してください。これを20回から30回行い、1日に3セット行いましょう。また唇を外側へ押し出す際に口元が力んでいると音が鳴らないため注意が必要です。
して行うようにしましょう。

まとめ

二重あごの原因は口にあり、もし普段から「なぜ二重あごになってしまっているのだろう」と疑問を感じられている方は、自分の歯並びや噛み合わせ、そして舌の位置や表情筋の衰えなどを疑ってみてはいかがでしょうか。矯正治療とトレーニングを併せて行うことで、本来のきれいな顔立ちを取り戻せるかもしれません。心当たりがある方は、矯正歯科に相談されてみてはいかがでしょうか。

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