矯正治療+審美的な歯科治療

矯正治療と審美的な歯科治療の両面

歯並びも歯の形・色も整えることを目指す矯正治療と審美的な歯科治療を融合させた治療法

<治療期間>6ヶ月前後~ 通院回数6回程度

<治療例>
部分的矯正治療(5か月 通院回数5回程度)と前歯の差し歯のやり直し、歯茎のホワイトニング、歯茎の形態差の改善、歯のホワイトニングの組合せ

歯並びの不正だけでなく、
  1. ◆差し歯の色が気になる。
  2. ◆虫歯が多い。
  3. ◆歯の色や形が気になる。
というような方々の歯の色や形までも同時にきれいで健康的なお口にすることを目標とした治療法です。

歯周再生療法

さらには、「歯周再生療法」を組み合わせると、
  1. ◆最近、歯ぐきが痩せてきたような気がする。
  2. ◆歯ぐきが下がってきたような気がする。
  3. ◆最近 歯が長くなったような気がする。
  4. ◆歯の長さを左右で比較してみると明らかに長い歯がある。
というような方々の歯ぐきや歯の周囲の骨の状態も同時に良好にすることを目指します。

こんな方におすすめ!
  1. 差し歯が合わなくなってしまっている方
  2. 差し歯の根本の歯ぐきが黒くなってしまってる方
  3. 奥歯の歯を抜歯してそのまま放置をしてしまっている方
  4. 治療期間に制約がある方 など

スマイルコンセプトは、矯正歯科と審美的な歯科治療をご提供しております。矯正治療のみで治すか、審美的な歯科治療などで治すのか、色々と悩まれている方々がご相談に訪れています。

患者様のお口の状況に見合ったそれぞれの治療法のメリット・デメリットを比較された上で、矯正治療のみにされるか、審美的な治療のみになさるか、矯正+審美になさるのかを決めていかれると宜しいと思います。患者様のニーズにあった治療結果を得て頂くことが私達の目標、使命です。

噛み合わせの種類、程度、虫歯の大きさなどによってお勧めの治療法には、個人差があります。また、各種療法には、それぞれメリット、デメリットがございます。初回カウンセリング時に詳しくご説明をさせていただきます。カウンセリング後もしくは歯列矯正診断後に治療法をご選択下さい。

矯正治療のメリット・デメリット、矯正治療の限界と問題点

矯正治療のメリット・デメリット、矯正治療の限界と問題点
  1. 歯の変色は、矯正治療では変えることが出来ません。
  2. 歯の大きさ、形は、矯正治療中、歯に悪影響を与えない範囲で多少形態修正することが出来ます。ただし大きな歯を小さくする、小さな歯を大きくする、には限界があります。
  3. 大きく削れてしまっている、もしくは欠けてしまっている歯を矯正で歯の位置を修正した場合、歯の並びが整い左右対称なきれいな歯列になることによって逆に治療前よりも歯の形態の左右差が目立ってしまうこともあります。この場合審美治療を併用し左右対称のきれいな歯にすることが出来ます。
  4. 虫歯の治療跡、差し歯の色等は矯正では変化しません。
  5. 成人の矯正の場合、歯の移動によって歯の根元と隣の歯の根元の間に「ブラックトライアングル」という小さな三角形の隙間を生じることがあります。一般的には改善不能と言われていますが、矯正治療と審美歯科治療を併用することによって改善することが出来ます。
  6. 歯ぐきの形の左右差や高さの差異は、歯の位置が矯正治療によって修正されると多少改善します。しかしながら、単純に矯正治療を行っただけでは完全に左右対称に改善することが困難な場合もございます。その場合矯正治療と審美治療の併用によって左右対称に誘導することが出来ます。
  7. 矯正治療では、お口元の改善が可能です。
  8. 矯正治療では、歪んだかみ合わせを治すことが出来ます。
ではどんな矯正装置があるの?

セラミック治療等の審美的な歯科治療の限界と問題点

審美的な歯科治療の限界と問題点

審美的な歯科治療だけでは、骨格の改善はできない

<例えば>
  1. 上あごが出ている方の上の前歯を大きく後退させること。
  2. うけ口で、下の前歯が前に出ていて前歯が逆になってしまっている方の下の歯を大きく後ろに後退させること。
  3. 顔が左右非対称の方を左右対称の歯並び、良好なかみ合わせにすること。
  4. 上あごが狭くて下あごが大きく横にずれてしまっている方で上あごを広げ下あごと横幅が合うように合わせること。
◆ 元々骨格に問題があるような場合
前歯等を4~6本抜歯をしてブリッジタイプの差し歯やインプラント(要は歯を新たに作成する手法)によって、これらの問題を解消したように見えるカモフラージュ治療を行う医療機関も御座います。このような治療は歯を大量に失うという大きな代償を払うこととなりますので治療法の選択には十二分に検討をなさった上で選んでいただいた方が宜しいと思います。

歯並び、かみ合わせを全体的に理想的な状態にすることは、困難な場合が多い

すべての歯の外周をすべて削ってセラミッククラウンなどで、かぶせて治療すると理想的な状況に見える歯ならびとなりますが、すべての歯がすでに大きな虫歯というような特別な方以外は、健康な歯を必要以上に削ってしまうことは、歯の寿命を短くしてしまう治療であり、あまりお勧めは出来ない治療法です。

セラミック治療だけでは、歯ぐきの形まで左右対称にすることは困難な場合が多い

歯ぐきの形態まで整える場合には、歯ぐきの形成外科治療等を併用すると容易に改善することが出来ますが、一般的な歯科医院で差し歯にするというようなレベルですと歯ぐきの形は元の形態差のまま削った歯のみ差し歯にするということが多い為、治療後の満足感が低い方を多く見かけます。治療前に治療目標を明確にする必要がありますので、注意なさってください。

では、どんな治療があるの?

セラミック治療の限界と問題点

セラミック治療の限界と問題点
審美治療のセラミッククラウン(俗に言う きれいな差し歯)などの治療法(審美歯科治療のみ)で歯並びを整えた場合、幾つかの問題点が生じてしまいます。

(1) 骨格に問題がある方は、前述の通り骨格部分の治療は不可能

例えますと、元々骨格ごと上のあごの骨が出てしまっている出っ歯の方がセラミッククラウン、差し歯を用いると歯の色、形は良好にすることが出来ますが、出っ歯やかみ合わせのずれ、お口元の改善まで治すことは出来ません。出っ歯のままでも可という判断ですとこのような治療法も一つの選択肢となりますが、後々後悔されて当院に再治療に訪れる方が後を絶ちません。

(2) (1)と同じ歯並び(出っ歯)の方でセラミッククラウンで出っ歯を治す試みをした場合

元々の出っ張っている歯の根元は元のままで、差し歯の部分から少し角度を変えてやや内側に傾斜させたクラウン(差し歯)を作ることが可能です。
この場合、(1)のプランで治療した場合よりも前歯の位置は、少し後退したように、出っ歯が少し改善したように見せることが出来ます。しかしこの場合、差し歯を前後的に後退させる必要性がある為にために歯を大きく削る必要性が生じてしまいます。
この場合の最大のデメリットは、差し歯を後退させるために歯の内部にある神経を除去し、歯の根に人口の土台を立てる必要が生じます。もし元々神経にまで虫歯が到達していないような寿命の長い歯に対してこのような治療法を選択し神経を除去してしまった場合、確実に歯の寿命を短くさせてしまうことになってしまいます。大きな虫歯によって神経を除去しなくてはならない状況でしたら神経を除去することはやむをえませんが、健康な歯をこのような状況にしてしまうことは避けた方が宜しいと思います。あまりお勧め出来ない治療法です。
また差し歯によって前歯の切端の位置は少し後退したように見えますが、歯の根自体(歯ぐきの内部の根の位置)には変化がありません。別の言い方をしますと真横から見て頂いて歯ぐきの前後的な位置は変化していませんので、歯ぐきは出たままで歯のみやや内側に傾斜している状態となります。結果的に治療前よりもさらに歯ぐきが突出したように見えてしまう結果となります。
このような患者様の場合、矯正治療を行い、前歯の位置を大きく後退させたのち(出っ歯の根本的な治療)、歯の位置にとって正しい位置(2の治療後は、出っ歯を治すために歯と差し歯に角度を付けた状況で終了しているため)に新しい差し歯を装着し、理想的な前歯ときれいなお口元に改善することが可能です。

では、どんな治療があるの?