歯科コラム

顎関節症を矯正歯科で治した例

顎関節症といえば、口を大きく開け閉めしたときの顎の痛みや、「カクカク、ミシミシ」といった顎関節の雑音などの症状があります。顎関節症は悪化すると口が開かなくなったり更には外科手術を行うケースがあります。厚生労働省による歯科疾患実態調査によると顎関節症と自覚している人は10~30代と若年層に多く、小学校の歯科検査にも顎関節症の項目がここ近年で導入されました。顎関節症の患者数も年々増えており、それにともなって顎関節症を専門としている歯医者さんも増えてきました。

顎関節症の治療は何をするの?

顎関節症の治療は何をするの?

顎関節症の治療は、原因となる日々の習慣を取り除くことから始まり、顎や顎の筋肉の炎症を抑えるためのマッサージや薬物療法、顎の位置を安定させるマウスピースを使った治療などそれぞれの症状に応じた様々な方法があります。これらの治療を3カ月~半年程行い、改善が見られない場合は外科治療を行います。様々な治療法がある顎関節症ですが、治療例のひとつに矯正歯科によって顎関節症を治した症例があります。

顎関節症を矯正歯科で治す

顎関節症の原因は様々ありますが、噛み合わせが悪いことによって噛む力が衰えたことが一番の原因とされています。噛み合わせが悪くなる原因には、生まれつき噛み合わせが悪い先天性なものと、外傷や加齢変化などによって噛み合わせが悪くなる後天的なものがあります。この悪い噛み合わせを取り除くために行う方法のひとつに矯正歯科による顎関節症の治療があります。

矯正歯科による顎関節症の治療の流れについて

矯正歯科による顎関節症の治療の流れについて

まずは現状を知るために問診や視診、口腔内検査など基本的な検査を行います。次に歯並びや顎の状態、顔の位置などを知るためにレントゲンやMRI検査を行います。検査結果より現状を写真や模型を使って説明を受けた後、治療の流れを歯医者さんと相談します。ここで矯正治療による顎関節症の治療が行えるかどうかを歯医者さんの判断によって決めることが出来ます。

顎関節症の治療に対する歯医者さん選び

あくまで矯正歯科は顎関節症を治す方法のひとつです。顎関節症の原因は人それぞれですから、矯正歯科を行ったからといって必ずしも顎関節症が治るとは限りません。中には歯並びが良くても顎関節症になる人はいます。まずは何が原因となって顎関節症が起こっているのかを知ることが大切です。顎関節症の検査は精密な検査が必要なため、顎関節症を専門としている歯医者さんがお勧めです。

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