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歯科コラム

裏側矯正は滑舌への影響が気になる!影響を減らす方法は?

裏側矯正(舌側矯正)は滑舌に大きな影響を与えます。裏側矯正(舌側矯正)とは歯の裏側(舌側)に矯正用ワイヤーを装着する方法です。
矯正治療中のワイヤーやブラケットが他人から見られることがなく、接客業をしている人が多く希望します。しかし、裏側矯正(舌側矯正)をすると滑舌が悪くなると聞いたことはありませんか?今回は裏側矯正(舌側矯正)がなぜ滑舌に影響するのか、そして滑舌に影響を与えない矯正器具についてもスマイルコンセプトが紹介していきます。

今までの矯正治療

今までの矯正治療

今までの矯正治療は歯の表側(唇側)に矯正用ブラケットを装着していました。同級生などで今まで矯正治療をしていた人がいたらその様子を見かけたことがあるのではないでしょうか。
しかし、表側につける矯正法には少しデメリットもありました。

口が閉じにくい

今まで何もなかった表側に矯正用ブラケットを装着すると唇が閉じにくくなったと感じる人がいます。唇が閉じにくいと唇だけでなく前歯の歯茎も乾燥しやすくなるのです。乾燥していると虫歯の原因である細菌が繁殖しやすくなります。
矯正治療中に虫歯ができやすいのは矯正用ブラケットを装着して磨き残しが増えるだけでなく、乾燥しやすくなっているのも関係しています。

見た目が気になる

矯正用ブラケットも最近では改善されてクリアなものも多くなりました。
クリアなブラケットを装着しても矯正治療をしているということは、ある程度はわかってしまいます。
接客業をしているとどうしても気になってしまいます。
以上のように大人が矯正治療をするには少しハードルが高かったのが表側に矯正治療をつける治療法でした。

裏側矯正(舌側矯正)の登場

今までの矯正治療の欠点を画期的に解決したのが裏側矯正(舌側矯正)です。
裏側矯正(舌側矯正)をすると滑舌が悪くなりやすいと言われています。
その理由は次のことが考えられます。
「舌が装置に当たり、今までの感覚とは違った感覚になる」
これだけです。舌は言葉を話すときに前歯に接触します。今まで何もなかった場所に矯正用ブラケットを装着すると舌の動き方が変化し感覚が変わります。
ブラケットは厚みがほんの数ミリですが、舌は数ミリでも繊細に感知します。
入れ歯を装着したばかりのお年寄りも発音が不明瞭になることがありますよね。裏側の装置を装着したばかりの時点では、一時的に同じような感覚になります。

裏側矯正(舌側矯正)で難しい発音は?

滑舌が悪くなると言っても具体的にどの音が出しにくくなるのでしょうか。
・さ行
・た行
・な行
・ら行
・ざ行
・だ行

以上の6行は舌を前歯舌側に接触させて発音します。ブラケット装着当初はどうしても「さ→しゃ」「な→にゃ」と舌ったらずなイメージを与えてしまうかもしれません。
人前で話をするような仕事についている人は慣れるまでの間だけは不便に感じることもあるでしょう。

どのくらいすれば慣れる?

裏側矯正(舌側矯正)をしてもずっと滑舌が悪いわけではありません。裏側矯正(舌側矯正)に慣れてくれば話をするのは簡単になります。
だいたい目安としては1週間である程度慣れてきます。その後1ヶ月ほど経つと裏側矯正(舌側矯正)に完全に慣れています。日頃から人と話す回数が多い人はもっと早くから慣れてきます。慣れてくる時期には、個人差がありますがおおむね滑舌は改善されるので治療を始める前に不安な人は参考にしてください。アナウンサー、声優さん、その他、お話のプロの方々でも治療をなさっておりますので、裏側矯正治療は問題なく行えると思いますが、装置装着直後だけは異物感がありますので、装置装着時期を考えて取り付けると宜しいと思います。

裏側矯正(舌側矯正)のメリット

裏側矯正(舌側矯正)は滑舌に悪影響を与えますが、その分メリットも沢山あります。
・目立たない
・スポーツ選手にも適応
・虫歯になりにくい
一番のメリットは目立たないことです。滑舌さえ慣れてしまえば人前に立つ仕事の人に最適な矯正方法なのではと思ってしまいます。
また表側につける従来の矯正治療方に比べると虫歯のリスクが減って、スポーツ選手にも適応できるようになりました。

滑舌に影響を与えにくい矯正器具
滑舌に影響を与えにくい矯正器具

インコグニート

インコグニートはすべての年齢層の患者さんに適応できる矯正治療法です。裏側矯正(舌側矯正)と大きく異なるのはフルカスタマイズで矯正装置を作るというところです。その結果、従来の裏側矯正(舌側矯正)装置に比べ厚みが大きく違います。
すべての歯の舌側にオーダーメイドで作られた矯正器具を装着します。装置の装着位置はコンピューター3Dスキャンで決められます。
装置が完成するまで5週間ほどかかるのがデメリットですが虫歯のリスクを大きく下げ、滑舌にも影響を与えにくいです。

クリッピーL・STbライトリンガルシステム

この2つは同じような装置になっています。ブラケットを通常のものより小型化し厚みも薄く設計しています。
ブラケットを薄くするだけで違和感が全然違ってきます。
その結果、滑舌に与える影響を必要最低限に抑えることもできるのです。
また定期検診で矯正器具の調整をする際には短時間で済み、治療期間も短期間で済むのが従来の裏側矯正(舌側矯正)との大きな違いです。

まとめ

矯正治療をしたくても人目につくのが嫌で裏側矯正(舌側矯正)の希望者は増えています。しかし、裏側矯正(舌側矯正)をすると滑舌が悪くなるのが悩みの種でした。
矯正器具に慣れるまでの約1週間から1か月で滑舌は慣れてきますが、滑舌に影響を与えにくい矯正器具も沢山あります。
ご自身にあった矯正器具を選ぶようにしましょう。

「見えにくい矯正装置」はこちら

 

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