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インビザライン・マウスピース矯正で治療したい方 必読!!「インビザライン」・「マウスピース矯正」の現在と落とし穴

米国のアライン・テクノロジー社は、1999年、マウスピース型矯正治療「インビザライン・システム」を、アメリカの矯正歯科専門医を対象に提供を開始いたしました。
目立たず、透明、取り外しが可能な新しいアプローチの歯科矯正インビザライン・システムは、2005年頃には約38万人程度であった患者総数が10数年後には、世界90カ国以上の国々で提供されるようにもなり、これまでに約350万人を超えるほど(2016年5月現在)の患者様が治療を受けられ現在急速に広まりつつある矯正治療法です。
日本ではアメリカより約6年遅れ(2005年)に導入され本国では約10年程度の実績があります。

スマイルコンセプトは、インビザライン・システムが日本に初めて導入された初年度(2005年)より、インビザラインDr第1期生としてとして認定を受け、今日まで臨床応用を行ってきました。日本国内では最長のインビザラインの治療経験、多くの実績を持つ矯正専門医院です。
当時のインビザラインDrの認定条件は、最低矯正専門医以上が導入可能という時代でした。

以下ページには、マウスピース矯正についての最新情報をお伝えさせて頂きたいと思います。(随時更新)
歴史の浅い新しい治療法であるため、間違った認識や数々の問題点も存在し混とんたる状況になってきています。

インビザラインや各種マウスピース矯正によって良好な治療結果を獲得していただくための数々の知識と情報を学んでいただきたいと思います。

1999年インビザライン・システムが発表されてから、世界中で様々なコピー商品が発売されてきています。インビザラインと同様の治療結果からそれ以上の良好な結果を生み出すもの、矯正専門医院では全く使用に値しないようなもの、さらには普通の歯医者さんで「簡単に治療できる」・「簡単に治せる」とのうたい文句のマウスピースまで発売されているのが現状です。現在の日本では、インビザライン導入は、矯正専門医以上という当初の規定もなくなり、どの歯科医でもどの歯科医院でもマウスピース矯正(インビザライン含)の導入が可能です。
患者様は、比較的容易にマウスピース矯正治療を開始することが出来るという利点もある一方矯正の学問に関して詳しくない歯科医がただマウスピース装置を作成し、患者様にお渡ししていても良好な治療結果を生み出さないことはどなたでも推察出来ることと思います。このような日本の現状では「マウスピース矯正は、治らない」と揶揄されてしまう日もそう遠くはないと思ってしまう状況です。

綿密な治療計画が、良い治療結果を生み出す!

インビザラインは、1つのマウスピースで歯を約0.2ミリずつ移動させながら治療を進める矯正装置です。一般的な方ですと見た目上、ある歯を約0.2ミリ移動させてもあまり変化を感じないと思います。それなりに凸凹である歯を整列させる、もしくは前歯を数ミリ後退させるということになると、果たしてどのくらいのマウスピースが必要なのでしょう。ある歯をたった1ミリ移動しようとするだけで5つのマウスピースが必要です。歯科医学的に見て正しい位置に、そしてどの部分にどのようにして「気になる歯やその周囲の歯を、それぞれ○.△ミリずつ正確に移動させなくてはならないでしょうか?」この設問に対して正確に回答することが出来るのが、マウスピース矯正治療が可能な矯正専門医です。

患者様の骨格、歯並び、かみ合わせ、個々の歯の位置、年齢、歯ぐきの状況、等々をすべて考慮し、そして患者様だけでなく担当医も満足できる治療結果を治療開始前にすべて治療計画に組み込む必要があります。マウスピースの総数は、歯並びや治療目標によって異なりますが一般的には約20から40個程度の方が多いですが、それ以上の方も多々存在します。専門家でも意外と天文学的な量のデータ分析が必要です。1つ1つのマウスピースには歯の移動の為の具体的な治療計画を組み込む必要があるのです。その上で作成依頼を行いそのマウスピースをDrの指示通り使用して頂くと初めて良好な結果を手に入れることが出来ます。さもないと良好な治療結果は生み出せるマウスピースすら出来上がりません。また治療システム上治療開始後の毎回の通院の際にその場その場の場当たり的な治療を行っていたとしても良好な結果を生み出すことは困難なのです。

インビザライン・マウスピース矯正装置の作成上の問題点1、
マウスピースの自体の作成は歯科医であれば誰でもOK、
治療開始は簡単に出来るのだが、、、、

まず矯正治療開始前にはワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも矯正治療の為の一連の検査、診断がおすすめです。言い換えますとマウスピース矯正でも一般的な矯正検査と同等の検査が必須です。実はインビザラインや他社のマウスピースを発注、製作だけを行う上では、矯正の精密検査は必要ありません。マウスピース製作会社からは、通常の矯正治療で必須の顎顔面部のレントゲン撮影および関連した矯正診断・治療計画が求められておりません。場合によっては矯正の精密検査、矯正診断もなく装置作製・開始が可能なのです。要は矯正専門医の知識・診断力なくお口や顔の写真数枚と普通の歯のレントゲンだけの収集で装置製作・治療開始まで可能です。

このことは何を意味しているのかというと矯正学を踏まえて正確な矯正診断を行い適切な治療計画、最適な治療目標を立案した上でマウスピースを製作、治療を開始せず、なんとなくマウスピース装置だけ作成していただいているにすぎないのです。このようなマウスピース矯正装置では、ほとんどの方が満足できない結果しか生み出さない事になってしまうことを意味します。

インビザラインは適応症にあった方が、正確な矯正診断を受け、最適な治療計画によって作成されたマウスピースを適正に使っていただくと非常に良い効果を発揮することが出来ます。しかしながら歯型のみ採取し治療計画をほとんどマウスピース製作会社にゆだねてしまっているようなマウスピース装置や元々治療目標が低く設定されているケースでは満足できる治療効果を得ることは難しいと考えたほうがよろしいでしょう。
最近では当院の初診相談には、マウスピース矯正治療がうまく進行出来ていないケースの方々や治療終了後にその治療結果に満足出来ていない方々が、頻繁に訪れるようになってきてしまっている現状があります。

インビザライン・マウスピース矯正装置の作成上の問題点2
マウスピース矯正治療の治療計画:インビザライン・クリンチェックについて

各種マウスピース矯正装置の作成は、前述の通りお口や顔の写真数枚と普通の歯のレントゲンを製作会社へ送信し、歯型を郵送、もしくは歯型のデータを送信することで作製可能です。各種データに加えてマウスピースでの治療計画の指示データも送信することになります。マウスピース矯正治療で一番重要な部分は、マウスピース作成段階での治療計画の指示データにあります。

インビザライン製作会社アライン・テクノロジー社を例にとってご説明させて頂きます。インビザラインでは、日本から送付された治療計画に則ってインビザラインを作成します。データを送信するとインビザライン・クリンチェックという歯の移動シミュレーションが出来上がってきます。クリンチェックは3Dアニメーション動画で、Drにとってはコンピューター上の3D画像を確認することで歯牙移動、および治療計画を視覚化出来ます。また患者様にとってもその動画を通じ、患者様自身も計画された歯牙移動を確認することができ、治療に対するモチベーション向上にもつながると思いますし、画期的なシステムだと思います。しかしながらクリンチェックは、現段階では、ただ歯の位置だけのシミュレーションなのです。クリンチェックは、凸凹がどのように治ってくるかというような確認には、すぐれています。しかしながら実際、出っ歯や受け口が治って、お口元がどのように、またどのくらい改善するのか、かみ合わせがどのようになるのか等の確認は出来ません。マウスピース矯正治療前にこのあたりのことを考慮せずなんとなくマウスピース矯正を開始された方々が後々後悔しているケースが非常に多いと思います。

マウスピース矯正をしたら、凸凹は少し良くなったけれども、まだきれいに整っていなっていない、またもっとお口元が出てしまった。口が閉じにくくなってしまったというのは、マウスピース矯正が得意な専門医であれば術前に予測出来た結果です。治療前にこれらの部分も十分に考慮しながら綿密な治療計画を立案し作成すると十分防ぐことが出来たのです。非常に残念なことだと思います。
このような治療結果の不満足という諸問題の原因は、治療計画の作成中にすでに発生しています。インビザライン製作の際の治療計画書は、矯正専門医が使用するような綿密な治療計画を細かく依頼するものではなく、今現在でも一般的に使用されているものは昔ながらのごく簡単なレベルものに留まっています。(各メーカーとも随時バージョンアップは行われていますが、まだまだ不完全な部分が多いです)

言い換えますとマウスピース矯正装置が発表された直後の治療計画レベル、要は単に「前歯の軽度のでこぼこを整える程度」、「少量の歯の隙間を閉じる程度」の為の治療計画書なのです。インビザライン治療の導入初期の2000年ころの治療目標は、軽度のらん食い(でこぼこ)を治すことと歯と歯の間の少量の隙間を閉じる程度が限界とされ、骨格的な問題がある方は、「インビザラインアライナー単独による治療が推奨されない、もしくは不可能」とインビザラインの説明書にも明確に記載されています。その為、矯正診断・治療計画が今一つのDrがマウスピースを作成しようとすると治療目標もそこまでの治療となってしまいます。インビザラインや他のマウスピース矯正で、どこの医院でも直すことの出来る治療レベルは、良くてもここまでのレベル(ごく軽度の凸凹を直す、わずかな歯と歯の間の隙間を閉じる程度)ということになってしまいます。
それ以上の目標、例えば、「ちゃんと治したい」、「もっときれいに凸凹を治したい」、「八重歯を治したい」「もっと出っ歯を治したい」、「受け口を治したい」、「口元も後退させたい」、「口元をきれいにしたい」、「かみ合わせも治したい」、「左右のずれを治したい」というような主訴をお持ちの方は矯正医院選びには注意が必要なのです。このような患者様をしっかりと治療するためにはあなたの矯正担当医が、クリンチェック上で個別の治療計画を事前に入力し理想的な治療計画を具現化する必要があるのです。
このように個別の治療計画を作成側に細かく依頼出来るマウスピース矯正専門医は、日本国内ではまだまだごく少数なのです。

繰り返しますがインビザラインやマウスピース矯正装置に矯正診断・治療計画で立案された綿密な歯の移動様式が個々のマウスピースに組み込まれていなければ、患者様が思い描いていた結果とは異なったものになってしまうのです。残念ながら綿密な移動計画が入ったマウスピースも治療目標が低く設定されているマウスピースも出来上がった2つのマウスピースのみ単純に比較しても一般的にはどちらが優れたマウスピースなのか判断はつきません。どちらも透明できれいなマウスピースです。

次回もまたマウスピース矯正治療の治療計画2についてご説明させて頂きます。

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