スタッフ紹介

 

DOCTOR
Naomi KIJI:喜地 直美(Birth:1968)


・渋谷クリニック院長、横浜クリニック副院長
・世界矯正歯科連盟認定医(World Federation of Orthodontists WFO FELLOW)
・日本矯正歯科学会認定医
・国際口腔インプラント学会認定医(ICOI FELLOW)

◆略歴

1993年 明海大学歯学部卒業
1993年 明海大学歯学部歯科矯正学講座入局
1998年 日本矯正歯科学会認定医(認定登録番号 第1792号)
2000年 スマイルコンセプト矯正歯科 港北クリニック開設
2007年 スマイルコンセプト矯正歯科 渋谷クリニック開設(移転)
2009年 南カリフォルニア大学CDEプログラム(1年) 非常勤研究員
2011年 国際口腔インプラント学会認定医(ICOI FELLOW)取得
2012年 ニューヨーク大学CDEコース(2,5年)修了
2012年 国際矯正歯科医会認定医(WFO FELLOW)

◆所属学会

国際矯正歯科連盟(World Federation of Orthodontists)、アメリカ矯正歯科学会(American Association of Orthodontics)、日本矯正歯科学会、日本歯科審美学会、日本舌側矯正歯科学会、日本成人矯正歯科学会、日本顎変形症学会、日本顎関節学会、日本口蓋裂学会、日本口腔インプラント学会、国際インプラント学会(ICOI)、日本抗加齢医学会、JAID、ISO、

◆自己紹介

私自身、裏側からの矯正、マウスピース型矯正(インビザライン)、矯正用アンカーインプラントの治療経験者です。裏側矯正やマウスピース型矯正での自らの治療経験を活かし、より患者様の立場に立った対応を心掛けています。
また、アンチエイジングなどの研鑽にも力を入れてきています。その方々のご年齢に適した口腔周囲の治療をご提案致します。お気軽にご相談下さい。

Dr.Naomi の生い立ち&考えてきたこと

私は大阪で生まれ、広告業を営む、歯科とは全く無縁の家庭で育ちました。ありがたいことに虫歯も無かったため、歯科医院に行くこともほとんどなく、あの「キーン」という音に恐れることなく過ごしてきました。
「そんな私が、なぜ歯医者に??」
ただ単純に理系の分野しか勉強せず、その中で化学が好きだった(というか化学しかできなかった)ことから薬学部を目指す中、医学部生だった家庭教師が「医学部は現役だとちょっと無理だけど、せっかくだから薬学だけじゃなく歯学部も受けてみれば」と受験間近に勧められたことがこの世界に足を踏み入れたきっかけでした。
そして何故か埼玉の大学に進んでしまい、田舎で何もすること無くボーッと過ごした学生時代、口腔外科の臨床実習でようやく基礎分野の生理学と生化学のおもしろさに気付き、咬合学と顎関節(あの時代はナソロジーの全盛でした)、そして矯正歯科学に興味が湧き、ようやく本気で勉強し始めたのが、6年の臨床実習後半にさしかかった8月でした。
秋になり、自分は何がしたいのか、卒後は口外か補綴か矯正か、どの分野を専門にすべきかを迷いに迷い、最終的には矯正歯科学の認定医を目指すことにしました。当時は、日本矯正歯科学会のみしか矯正歯科の学会はなく、日本舌側矯正歯科学会や日本成人矯正学会はまだ発足していませんでした。日本矯正歯科学会の認定医取得には、最低でも5年間の大学医局での研鑽と臨床、研究論文発表などをクリアしたうえで審査試験を受ける必要があり、どこの大学の医局に入局するかをまず決めなければなりませんでした。大学の6年間を卒業し、国家試験に合格したら歯科医師になれるものと考えていた一般家庭の両親に、さらに5年以上のフォローを経済的な部分も含め説得し、なんとか許しを得て母校の医局に入局しました。
20数年前の矯正歯科界は、各大学によってテクニックの派閥があり、スタンダードエッジワイズメカニクスの医局、ライトワイヤーテクニックの医局、バイオプログレッシブフィロソフィの医局、MEAWテクニックの医局等、あるひとつのメカニクス・フィロソフィでしか治療できない大学が多い中、我教授は「テクニックより診査・診断・治療計画が重要」という「教授診断を通らなければ何もさせないけど、理論が通れば種々のメカニクスを駆使しろ」という考えで、私達医局員を鍛え上げてくださいました。
確かに、どの病気・どんな治療においても、日々、診査・診断し、即時に治療計画をたて処置に移らなければいけません。「虫歯が痛い」、「頬が腫れた」、「関節がひっかかって動かない」など矯正治療中にも様々な病気が併発します。これらについても診査・診断できなければ歯科医師とは言えません(このことをこっぴどく教えてくれたのは、3年先輩であり同期入局の主人ですが)。そこで、週5日は大学病院、残りの2日は一般歯科医院でお手伝いさせていただき、虫歯から入れ歯まで様々な歯科治療に携わりました。
1歳児で虫歯を作ってしまった小さな患者様から、上顎洞がんを患い特殊な入れ歯を作らないといけない高齢患者様まで、いろいろな症状を持つ患者様に接し、「歯並び・かみ合わせの悪い方に出来る歯科治療に限りがあること」、「そのような状況では、100点満点の治療が難しいこと」を感じ、「矯正治療の重要性」と、「矯正治療の診断の際、どのような状況であれば5年後・10年後においても健全歯を多く残すことができるのか」という事を、より深く知ること、考えることが出来ました。
入局当初の予定通りに日本矯正歯科学会認定医を取得(同期入局した10数名のうち、認定医取得まで居残ったのは主人を含め、たった4名!)しましたが、まだまだほんの駆け出しでした。この頃は、抜歯ありきのスタンダードエッジワイズから、臼歯遠心移動や側方拡大などを積極的に取り入れる非抜歯矯正の波が押し寄せている時代でした。また、裏側矯正もささやかれ始めていた頃で、当時まだ矯正医の誰もが避けていた舌側矯正の第一人者の先生や海外スピーカーの先生らの講習会などに参加し、舌側矯正も含め矯正全般の知識と経験を積み上げてきました。

矯正治療のご相談でいらっしゃる患者様から「裏側矯正は時間が倍かかりますよね」「私の歯並びは、裏側矯正は無理と言われました」などよく伺いますが、ほぼすべての患者様に裏側矯正は可能で、表側矯正と治療期間も治療ゴールも変わりはありません。残念ながら、矯正歯科学会の認定医や専門医を取得しただけでは表側矯正の技術しか習得しておらず、これから裏側矯正を取り組む、または取り組み始めた先生の場合、どうしても治療期間は長くなり、上述のようなご意見がでているのだと思います。
学問でも、スポーツでも、どの分野も同じですが、矯正治療や歯科治療もまた日進月歩で、どんどん病態に対する概念も変化しますし、治療方法、治療技術、材料なども変わります。また知識を積めば積むほど、深い理解と新たな疑問が生じます。矯正で歯を動かすには、歯周組織の解剖と生理、矯正のメカニクスとそれに対する歯周組織の生化学応答を理解しなければいけませんし、咬合を構築するためには顎関節の解剖と機能を理解しなければいけません。また顎骨の形に問題がある場合、矯正でかみ合わせは治せても、顔のゆがみは改善できません。このような、ないないづくしを解消するため、矯正だけでなく、色々な方面で活躍する海外スピーカーの講習会やあちらこちらの学会に顔を出し、知識と経験を積み上げてきました。(もちろん、休みの日には下手の横好きのスキー三昧(一般スキーヤーの最高峰を目指してます)で、一年中、仕事か、学会か、雪上かで、家にいることはまずありません。)

平成12年、「ステキなスマイルをクリエイト」「患者様もスタッフも、皆がスマイルなクリニック」をコンセプトに、パートナーである主人と共に、横浜市都筑区にクリニックを立ち上げました。当時、大学病院にも有るか無いかの顎関節運動測定器や咬合力測定器を導入し、子供から大人まで全ての患者様に顎運動と咬合接触部位ならび咬合力を計測させていただき、顎関節の運動と歯冠形態、オクル―ジョン、顎関節と顎骨の変形などについて研究してきました。
また常々、患者様にとってのデメリットである矯正治療の痛みや違和感、治療期間の減少などに効果的な方法を探ってきたとともに、現在もなお進行形です。そのため、一見、矯正治療とは別分野であると思われがちなインプラントや歯周外科、歯内療法、審美補綴、レーザー治療、形成・美容外科などについても研鑽を積んできました。南カリフォルニア大学のマルチ・ディシプリナリー・プログラム(生後18か月だった娘を日本に置き去りにして、、、ごめんね。)やニューヨーク大学のポストグラデュエートコース、青島大学での頭頸部解剖、ルーマニア大学での骨再生ハンズオンコースなどを受講し、これらの副産物として、国際インプラント学会認定医も取得することができ、先天性欠如歯、虫歯で欠損した歯、歯周病で欠損した歯などに対し、矯正治療だけでなく総合的な診断・治療に自信を持てるようになりました。
TAD(矯正用インプラントアンカー)については、現在でこそ、治療に導入されている医院も多くなりましたが、2000年以前は、東北大学で少し研究されている程度で、国内の矯正開業医院でTADを導入している医院はで2~3医院でした。TADの知識も機材も国内で手に入れることが出来なかったため、海外に出向いて学び始めました。また材料は個人輸入しながら調達していました。当時、日本で受講することが出来ないTAD先駆者の延世大学PARK教授のコースにも当院の歯科医師全員で受講し、矯正歯科治療に導入してきました。それ故、TADに関しては、日本ではトップクラスの症例数を誇ります。
歯科医師として20数年経過し、自身も否応なく加齢を感じる年頃である現在の興味は、身体と口腔周囲のアンチエイジングです。全身の身体管理はもとより、ボトックスやヒアルロン酸などの注入療法については8年前より形成外科の先生に師事しておりますが、生体にとってアレルギーを引き起こす物質(亜鉛、ニッケル等重合金)を体内から除去するキレート療法等については、2016年現在、未だゲートに立ったところでまだまだ研鑽が必要です。より深く知識を積み上げ、患者様に提供できるようにしたいと思っております。
私たちは常日頃、勤務してくれているスタッフに「真剣に遊び、真剣に学べ」「知識を積み上げれば臨床につながり、患者様も自分もハッピー」ということを申しておりますが、自分のお給料の中から、いろいろな講習会に参加している各スタッフ、UCLAのコースに参加する歯科衛生士、歯科医師対象の講習会に参加する歯科技工士、ラスベガスで開催された国際審美歯科学会についてきてくれた歯科医師など、自己研鑽の意識が高いスタッフが多くいてくれて嬉しく思います。

2016年現在、当院は開業から16年が経過し、これまで8000名超の患者様に治療をお受けいただきました。その間中にはお叱りをいただくこともありました。そのお叱りのおかげで更に成長出来た部分もあります。診療中に台風(忘れもしない23号)により、横浜駅一帯が冠水し、診療中に1Fだったクリニックがあっという間に浸水、1週間診療不能に陥ったこともありました。11歳だった患者様がパイロットになり「○○さんの笑顔が素敵で、どこで矯正したのか教えてもらったんです」と同僚が来院してくださったり、7歳だった患者様が「先生に憧れて歯学部に入りました」と報告に来てくれたり、8歳だった患者様が歯科衛生士として当院のスタッフとして戻ってきてくれたりと、しみじみすることも経験させていただきました。
まだまだ改善すべき点は沢山ありますが、スマイルコンセプトで治療を受けて下さる患者様が笑顔で気持ちよく治療を受けていただけるよう、健康な口腔内環境とステキな笑顔を得ていただけるよう、スタッフ一同、研鑽を積みあげたいと思っております。

 

コラム
Q: 日本矯正歯科学会には、認定医、指導医、専門医ってあるけれども、どういうものなの??
Q: 矯正学会も色々?○○認定医も色々あるような?どれがよいの??
患者様目線で見ると色々な矯正学会名や色々な○○矯正学会認定医、矯正○○医、を目にすることと思います。患者様にとっては正直なところ何が何だかわからないと思います。この混乱を防ぐ意味合いで簡単ではありますが、代表的な矯正学会や団体についてご説明させていただきます。

①世界矯正歯科連盟(WFO)

世界矯正歯科連盟(WFO)は、ピラミッド形式で考えてみますと各国の矯正学会の頂点に君臨し、各国の代表格となる矯正歯科学会を束ねている団体です。国際的には一番大きな矯正歯科分野の学術団体です。


②日本矯正歯科学会

日本矯正歯科学会は、世界最大の世界矯正歯科連盟の分科会として世界で正式に認められている学術団体です。アメリカでは、アメリカ矯正歯科学会が国内最大の学術団体で、こちらも世界矯正歯科連盟の分科会です。日本国内の歯学部26校のすべての矯正学講座の教授陣、医局員全員が入会していると共に矯正専門医であればほぼ間違いなく入会している学会です。会員数は約6700名と国内最大です。(それでも現在国内の歯科医師数は約11万人ですので、会員になっているDrは少数です)
日本矯正歯科学会の認定医、指導医、専門医制度は、矯正学の習熟の証と表側の装置による矯正治験数についての実績評価であり、矯正治療を行おうと思っている方には、一つの目安となります。


③日本成人矯正歯科学会

日本成人矯正歯科学会は、私が日本矯正歯科学会認定医を取得した後に発足した学会で比較的新しい学会です。主な会員は、矯正の開業医、一般歯科のDrですが矯正を学びたい方や歯学部矯正科の元教授なども数名参加しています。会員数は、ぐっと少なくなり約1200名程度。矯正医院に勤める歯科衛生士向けに教育を行い矯正歯科認定衛生士制度や技工士制度なども作り、Drだけでなく矯正歯科医院内のスタッフも研鑽出来るような講演なども多く企画し積極的に活動しています。研究機関、学術団体というよりは、主に臨床の場で役立つ情報などを発信している団体ですが、ある程度の矯正の実力を持ったDrを育成することを目的として独自に2年間の矯正研鑽コースなども開講しています。


④舌側(裏側)矯正歯科学会

舌側(裏側)矯正歯科学会は、元々裏側矯正装置の販売を行うアメリカの機材メーカーが裏側矯正の発展のために、裏側矯正を勉強したい日本のDrを集めて勉強会を始めたのが前身で数年前に学会へ名称変更を行いました。その為、学会という名称にはなっていますが、いわゆる学術団体、研究機関ではなく裏側矯正勉強会グループと考えた方がよろしいと思います。会員数は、スタディグループレベルですのでさらに少ない500名程度。日本矯正歯科学会の会員総数6700人と比較すると裏側矯正について継続して学ぼうとしているDrがごく少数であることが推察出来ると思います。そして裏側矯正が的確に行える矯正医は、さらに少ない裏側矯正学会会員500分の○人となってしまいます。本当にごく少数なのが理解して頂けると思います。


⑤日本臨床矯正医会

日本臨床矯正医会は、矯正単独で開業なさっている院長達が矯正臨床の発展の為に発足し開業医同士の連携を積極的に行っている会です。会員医院約460件。矯正治療中の転院などの際の転院資料のフォーマットなどを作成し、会員内での転院に役立てています。同士の集まりの会であると思います。


⑥インビザライン認定医、認証医って??

インビザライン認定医、認証医は、インビザライン導入の為の講習会に参加するとインビザラインを提供しているアラインテクノロジー社よりインビザラインのサティシフィケイトが授与されます。以後インビザラインを患者様に提供出来るようになります。よくウエブ上でインビザライン認定医と記載してあるのは、このサティシフィケイトを取得したDrということを表します。日本にインビザラインが導入された時点(2006年頃)では、ある程度の矯正治療の実力がないDrは、インビザラインシステムを学ぶための前述の講習会に参加することが許されておりませんでしたが、現在では、歯科医師であるならばどなたでも受講出来るようになっています。矯正の専門的知識に乏しいDrが治療を行っても結果は想像の通りです。インビザライン治療の適応症の判断、治療法の立案は、矯正専門医でなければ的確に行うことは困難ですが、そのような知識・経験のない場合には、治療を安易に進めてしまって様々なトラブルが発生しています。再治療や治療中セカンドオピニオンに訪れる患者様が増えてしまっているのは、このような背景があることも事実です。

以上主な矯正団体についてご説明させていただきました。その他日本の矯正界には、数え切れないほどの矯正学会や矯正会という色々な名称の付いたグループがあります。矯正の治療法やテクニック、装置別にそれぞれのスタディグループがあったり、大学別でスタディグループがあったりします。またあまり大きな声では言えませんがどちらかというと新興宗教まがいのようなグループもあります(要は自分たちが行っている矯正治療が一番良くて正しくてその他の治療法はすべて間違っているということを公言までしてしまう方々が集まっているグループまであります。矯正学が、医学の一部である以上、学術的に見て一定の診断基準、治療基準があり、また、たまたま偶然良くなったというレベルではなく再現性のある診断および治療法と再現性のある治療結果を生み出すものでなくてはなりません。ある一部の方だけが正しい治療というようなものは、医学の範疇を超えた別分野のものであるような気がいたします。)

このように国内には、様々な矯正学会や認定医のような資格があふれています。私自身も海外だけでなく国内の色々な矯正学会、矯正の勉強会、スタディグループにも絶えず参加し研鑽を積んでいますが、日本国内の正式な矯正分野の学術団体は、WFO(世界矯正歯科連盟)加盟の日本矯正歯科学会のみです。その他は、学術団体、研究機関までは到達出来ていない状況で、学会としての外形基準を満たすことが出来ていません。
学会という名の元のそれぞれの分野の勉強会グループと考えると間違いはないでしょう。
各ドクターが自身の研鑽の過程、ある通過点としてこのような○○認定医などを取得する、あるいは目指すことはすごく良いことだと思います。
しかしながら患者様目線で考えますと日本矯正歯科学会以外の○○学会認定医や○○医等の資格は、患者様にとってはあまりあてにならない資格と考えた方が良く矯正治療結果が担保されると考えるにはやはり無理があろうかと思います。巷には○○矯正認定医が溢れていますが、実は日本矯正歯科学会が認定医、専門医制度を発足させた為、それに各スタディグループが追従し内輪のグループ内でそれぞれ自由に基準を作りそれを基に発足させた単に国内用向けに作られた○○学会○○認定医なのです。
客観的な学術基準で厳選に選考されたわけではなく、内輪のグループ内で内々に認定されたもので残念ながら矯正の実力を示す指標にはなりえないと思った方が良いと私は個人的に思います。
矯正学会の取り扱いについては、管轄する厚生労働省も同じような見解を示していますので、矯正学会について国の評価、見解は今回前述させて頂きました内容とほぼ同一かと思われます。

スマイルコンセプト お問い合わせ

^