矯正歯科治療法
矯正の治療期間は、短縮出来るのでしょうか?

治療期間をなるべく短くする試みは、色々と研究されています。不正咬合の種類、程度、年齢、歯ぐきや個々歯の状態によって矯正の治療期間は様々ですが、あなたの歯並びや治療目標に応じた矯正法を組み合わせる事によって安全に治療期間の短縮を目指す試みが色々あります。

「矯正の治療期間を変えることは出来るの?」、「短期間の治療?」、「accelerated orthodontic tooth movement」って?

現在国際的にも人気の治療法で、英語では、「accelerated orthodontic tooth movement」 と正式に表現されていますが、日本では「加速矯正治療」や「短期期間の矯正治療」と言われていたり、完全に造語ですが俗に「スピード矯正」と呼ばれていることもあります。
この方法は、一般論で申し上げますが、歯の周囲のあごの骨の新陳代謝を促進して安全にかつスピーディーに歯を移動させようとする試みです。成長期の子供達は、新陳代謝が旺盛の為歯の移動も早く、治療期間が延長しにくいですが、子供と比較すると成人の場合、新陳代謝がやや劣り気味です。その為、成人矯正は、時間がかかる、治療期間が少し伸びるなどと言われている所以です。そこで成人の方の新陳代謝を活発にしながら矯正治療を行うことが出来るのかということが世界中で研究されています。
歴史は古く今まで色々な方法が提案されていますが、近年新たなる基本原理が幾つか発見されました。それに伴い2000年以降、欧米各国で更なる研究が進められ、新しい術式や治療法が再確立されてきている矯正学分野です。近年、各国の矯正学会主催の学術大会では、必ずトピックとして取り上げられ、様々な研究や議論がなされています。2016年アメリカ矯正歯科学会では、「new frontier in accelerated orthodontics」,「accelerate tooth movement」と2日間にわたり特集も組まれました。またJCO(journal of clinical orthodontics)による欧米の矯正専門医へのアンケート結果では、短期間の矯正治療法を「症例によって選択」または「ほとんどの症例で」使用していたと答えた矯正医が62%にも及び(2014年時点)、現在では更に多くの矯正医が適応しています。日本国内では、まだまだ認知度が低い方法ですが、すでに欧米の矯正医では、一般的になっている短期間の矯正治療治療法です。

どのようなものが世界中で研究されているのか参考までにご紹介致します。
レーザーを応用した矯正治療法

レーザーを併用した矯正治療法

歯に矯正力をかけると歯根膜に炎症反応が生じ、その結果、発痛物質が放出されながら歯の移動が始まります。レーザーはその発痛物質の代謝(消失)を促進し、矯正治療中の痛みの減弱・改善に役立ちます。 また血流・血行の改善、骨のリモデリングに対しても効果を認め、歯の周囲骨の代謝を促進し、歯の移動を早める効果があります。副作用はなく安全な治療法です。しかしながら除痛効果や歯の移動を早める事を目的とする場合のレーザーは、種々あるレーザーのなかで、組織侵達性の高いもの、出力、作用時間、照射面積等様々な調整が重要です。注意点としては、やみくもに何らかのレーザーを照射しても、望んだ効果は全く上がりませんので、目的ごとのレーザー使用が必要です。

レーザー治療って何?

レーザー治療は、レーザーを照射することによって起きる生体(身体)の反応を利用して行っています。
例えば、太陽光には、赤外線や紫外線、可視光線などがあり、寒い日に太陽光を浴びると光エネルギーによって身体は暖かくなります。これは、太陽光によって身体に光熱反応が起きたからです。しかし過剰に浴びると、紫外線によりメラニンが過剰に生成され日焼けが生じます。
治療に使われる医療用レーザーの作用も同様の原理です。レーザー治療は、皮膚科、形成外科、整形外科、外科、眼科、歯科等、医科・歯科を問わず様々な分野で臨床応用されています。レザーの波長も様々で何百種類ものレーザー機器があります。目的に応じて使い分けされています。

 LEDの光線を応用したもの

LED の光を歯ぐき表面に照射し歯の移動を促進させる治療装置です。アメリカ食品医薬品局(FDA)(日本ですと厚生労働省のような位置づけ)から認可を受けています。使用時痛みや違和感などは、ほぼ生じません。また副作用の心配もありません。 ご自宅や外出先でも、どこでも使用可能です。またスマートフォンを使って使用実績や治療データの蓄積まで可能です。現時点でのこの装置の欠点は、光の照射範囲がまだ狭いこと。治療計画によっては、単体使用では効果が薄い可能性の方もおります。

 

サイクリックフォース (vibration)を応用した矯正治療法

バイブレーション装置併用法

整形外科領域では主に骨折の治療に超音波骨折治療器が用いられています。患部に一定のバイブレーションを与えることによって治癒が早まること、また骨折部位が丈夫になる等の報告がなされています。日本国内では、保険適用されている整形外科用の治療器具です。実はサッカーイングランド元代表のベッカムも足を怪我したときに使用したとか。
矯正歯科領域でも、このような超音波治療器を矯正治療に応用したところあごの骨の代謝が向上し歯が速く動いたとの報告がなされています。この発見以降、歯の移動に適した周波数、バイブレーション域などの各研究が進み、現在では、短期間の矯正治療専用のバイブレーション装置が発売され世界各国で使用されています。

 振動を利用したもの

ソフトパルステクノロジーという優しい振動を通じて骨のリモデリングを促進させる装置です。2009年からヨーロッパとオーストラリアで発売が開始され、2012年には、FDAアメリカ食品医薬品局(日本ですと厚生労働省のような位置づけ)から認可を受けアメリカでも発売が開始されました。使い方は一日20分くわえるだけ、歯にやさしい振動で装置の重さもわずか39グラムと軽量、ハンズフリーで使用できます。日常生活の中で読書しながら、テレビを観ながら、パソコンしながら、勉強しながらと「ながら使用」が可能な装置です。

 

外科的な手法を応用した矯正治療法

1.コルチコトミー併用法

コルチコトミー(皮質骨骨切開術)とは、歯を支える歯槽骨の表面にある骨に少しすじを入れ、歯を動きやすくする方法です。

コルチコトミー

あごの骨に限らず、骨というのは、外側が非常に固い(皮質骨といいます)のですが、その内部は髄といって血液や柔らかい軟骨で満たされています。またその血液の中には、様々なサイトカインが含まれそれぞれ色々な役割を果たしています。 その外側の皮質骨に少量のすじを入れる処置をコルチコトミーと言います。
これらの処置の結果、すじが出来た部分を修復する為に新しい骨の細胞が多数出現してきます。結果として細胞のレベルで代謝が活発になる、また骨の成分が一時的に変化を起こし歯の移動が加速されることが証明されています。これらの作用は、もともと整形外科領域で発見された現象ですが、現在では整形外科以外の様々な分野で臨床応用されてきています。また歯科においては、コルチコトミー併用法は現在においてもなお最先端の治療法の一つですが、1893年にDr.ブライアンがアメリカ矯正歯科学会で「ヨーロッパにおける不正歯列の外科的矯正法」という演題でコルチコトミーについて発表、翌年には、Dr.カニングハムが「皮質骨切除と歯の移動」という発表し、歴史的にみると随分以前より応用されている治療法ですが、新たな原理が発見されたことによって再研究が進んでいます。近年ではアメリカだけでも、ハーバード大学、ボストン大学、ニューヨーク大学の歯周病学講座や矯正学講座などで更なる研究結果が次々と発表され、治療法としては世界的に確立された術式です。現在ではコルチコトミーの欠点を補う低侵襲性の治療法も確立され、現在では後述する侵襲性の少ない(腫れ、痛み、傷口の少ない)コルチコトミー変法を使用することが多くなってきています。


矯正治療 コラム
「安全にコルチコトミー等,
外科的手法を併用する矯正治療の受診法」

日本国内においては、矯正のみを行う矯正専門医院、もしくは一般歯科医院内でのアルバイト矯正Drによる矯正治療、または一般の先生による矯正治療が行われているのがほとんどです。質の高い治療効果を得るためには、矯正歯科の知識、技術、経験はもちろん、高度な外科的手法、設備が必要ということ、また矯正だけの知識だけでなく歯周治療、歯周再生療法、顎離断手術等の口腔外科の専門知識、技術、設備も必要で、この両面の基準を満たす医療機関での治療がお勧めです。 外科手術を併用する矯正治療を受診される場合には、あなたの矯正担当医が矯正以外の歯周、歯周再生療法や外科的な学問を継続して学ばれているのか、日本国内だけでなく海外等の関連した専門学会にも継続して参加しているのか、担当医が実際のオペにも関与しているのか(重要:矯正医以外の他人にオペを丸投げしていないか。矯正医は、治療計画を立案し治療を実行するDrです。歯の移動を計画しているDrが実際の口腔内を確認しながら移動に見合ったオペを行うのが鉄則なのです。)等、矯正+歯周病学・外科学等の知識力、技術力、医療機関の状況も確かめてから受診されることをお勧めします。

2.コルティシジョン・ピエゾシジョン・ピエゾパンクチャー・併用法

コルティシジョン・ピエゾシジョン・ピエゾパンクチャー・併用法

コルチコトミーの変法で、呼び名は、コルティシジョン(特殊なメスにより歯ぐき、歯槽骨に切り込みを入れる術式)、ピエゾシジョン(歯ぐきを大きく切開せずにピエゾサージェリーを使用しコルコトミーを行う術式)、ピエゾパンクチャー(歯茎を大きく翻転せずピエゾトームという装置を使って歯茎の下部でコルチコトミーを行う術式)等、様々な変法が出てきています。元々の基本原理はコルチコトミーと同一で、骨にすじ、切れ込みを入れますが、どの方法も多少の差はあれど、コルチコトミー原法の外科侵襲を減らす目的で、大きな歯ぐきの切開・剥離を行わないものから、全くのフラップレス法(歯茎の切開をしない)を取り入れたものや骨に切れ込みを入れる手法がコルチコトミー原法よりより安全でより侵襲の少ない器具を用いる術式に変わってきています。


 

■コルチコトミーを用いた矯正治療のメリット・デメリットや注意点は?
メリットや良い点は、「治療期間」に制約がある方に最適な治療法です。また歯の動きがスムーズになるので治療中の痛みが少なくなること、患者様によっては抜歯の回避が可能になるケースも考えられます。
その他、良い点は色々なサイトや書籍で確認できると思います。しかしながらデメリットを詳しく記載しているものは比較的少ないように感じられます。そこで今回はデメリットや注意点について詳しく記載させて頂きます。13年もの経験から直接感じた内容や経験ですので、当院の生の情報です。


■成長期の子供には対応しない方が良いでしょう。あくまで新陳代謝が劣っている成人用とお考えください。

■外科手術ですので患者様によっては精神的な負担が大きい場合があります。その場合には、通常のコルチコトミーよりも外科侵襲の少ない変法を用いるか、外科治療を応用した矯正治療ではなく、その他の原理を応用した矯正治療を選択なさると宜しいかもしれません。

■手術の侵襲量は、成人で中等度以上の歯周病の場合、歯周病治療の為に歯周外科手術や歯周再生治療を行う事がありますが、これらの手術とほぼ同一です。また処置時間は、親知らずを抜くときと同じくらいの処置時間です。術後数日間、歯ぐきと唇周囲の腫れが生じますが、約1種間程度でほぼ傷口は治癒します。

■一番のデメリットは術後の腫れと疼痛です。親知らずの抜歯後の頬の腫れと痛みと同程度です。

■術後、感染防止の為に抗生物質と痛み止めをお渡しさせて頂きます。
通常の消炎鎮痛剤は、服用しないようにしてください。その理由は、通常の消炎鎮痛剤には歯の移動を妨げる作用が含まれている為です。当院でお渡しさせていただく消炎鎮痛剤には、歯の移動を妨げる作用がない短期間の矯正治療に適した安全な鎮痛剤をお渡しさせて頂いておりますのでご安心下さい。

■一番注意をしなくてはいけないことは、術後の感染です。処置後は、安静に、また患部を清潔にしてください。もし感染してしまうと歯ぐきの傷の治りが遅くなること、さらには顎の骨にまで感染が及んでしまった場合、感染部の骨の治癒待ちの為に歯の移動が遅くなる可能性があります。13年の経験の中で1例に骨の表層に感染が及んでしまったことがあります。その理由として、その患者様は、術直後より喫煙をしてしまったこと、また患部を強い力でブラッシングしてしまったことなどが考えられました。通常1週間程度で治癒するものが、約3週間程度かかりました。傷も無事治癒し、また歯の移動も予定通り行われ無事治療は終了していますが、コルチコトミーの効果が半減してしまったという苦い経験があります。

■ウエブ上では、コルチコトミーを行うと歯ぐきが痩せる、ブラックトライアングルになるとの情報も多く見受けられます。手術によって歯ぐきが痩せる事や手術によってブラックトライアングルになることはありません。当院で治療をお受けになった方でそのような状況になった方は一人もおりませんので安心してください。当院で用いている手術の術式は、元々歯ぐきや歯の周囲の顎の骨を健康な状況にするために行われる歯周外科術式(歯ぐきへの切開線の入れ方、歯ぐきの剥離の仕方、歯ぐきのフラップの戻し方、縫合法など)を用い、かつ歯周形成外科の術式の一部である歯間乳頭(歯と歯の間の歯ぐき)保存術を採用しています。一方、歯周外科治療に精通していない医師による手術では、危惧されている問題を生じる危険性がありますので、担当医の技量をチェックする必要があります。

■コルチコトミーは、皮質骨切除術とも言われています。その名のとおり、口腔外科手術です。多くの神経や血管の集まる口腔内の手術を行います。当院での手術後麻痺を生じたケースや、動脈を損傷し血管縫合が必要となってしまったようなケースは1例もございませんが、セカンドオピニオンでいらした他院の患者様が麻痺を伴ってしまっていたケースがありました。歯ぐきの剥離の仕方や骨へのすじの入れ方等に過ちがあった場合、唇付近の感覚麻痺(通常、運動麻痺は生じませんが、、、)などが一定期間生じることも考えられます。またあごの骨の中を経由する動脈などを見過ごし、切断や傷をつけてしまった場合、より重篤な問題に移行してしまう危険性も考えられます。歯周外科分野と口腔外科分野の熟練したテクニックと豊富な専門知識が要求されます。日本では、施術ができる医院はまだ限られていますのでドクター選びは慎重にしなければなりません。

3.PAOO,PAO

コルティシジョン・ピエゾシジョン・ピエゾパンクチャー・併用法

PAOO,AOOは、2000年ころから本場アメリカでも人気急上昇の治療法です。アメリカ矯正歯科学会のみならずアメリカ歯周病学会でも世界の注目を浴び、現在世界的に研究、治療が進められています。
この方法はアメリカの歯周病専門医と矯正専門医の兄弟であるDr. ウィルコが開発、歯を動かし始める前に歯槽骨の部分に、歯周再生治療に似た治療を行い、骨代謝活性を高めて歯を動かす再生医療分野を取り入れた治療です。特徴は、やせた歯ぐきの原因である歯槽骨(歯ぐきの下の骨)の骨の量を増加させ、治療前よりも健康な歯ぐき、歯槽骨状態に誘導するということが一番の目標です。元々歯周病の治療用に研究、開発された治療法ですので、歯並び、かみ合わせが良くなるだけでなく、歯ぐきや歯の為にもよい治療法と言われています。矯正治療を諦めていた方にもお勧めで、成人矯正や歯周治療にはすぐれた効果を発揮いたします。


 

■PAOO・AOOを用いた矯正治療のメリット・デメリットは?
メリットは、PAOOは、歯並び、かみ合わせを治療するだけでなく、歯を支える骨がやせている方、歯茎に不安がある方、歯茎までも健康な状態に誘導することを目的とする再生医療を取り入れた歯周再生矯正治療です。成人で、不正咬合がある場合、歯並び、かみ合わせが悪いだけでなく、不正咬合の為に歯茎やその下の歯槽骨(歯を支える骨)までもにダメージがある方がほとんどです。通常の矯正法だけでは、歯並び、かみ合わせの治療は可能ですが、歯槽骨や歯茎のダメージの回復までの歯周再生治療は困難です。また、歯並び、かみ合わせが良好になるだけでなく、歯茎、歯槽骨(歯を支える骨)は、治療前よりも丈夫になります。それによって矯正後の後戻り量が減少するという報告もあります。
再生医療の分野は、組織工学(ティッシュエンジニアリング)など各方面の研究が世界的に進んでいます。今まででは考えられなかった次世代の治療を行えるようになってきています。再生医療は、歯科分野では、歯周再生療法、インプラント、医学分野では整形外科、形成外科、外科など各医療分野でも応用されてきている高度先進医療です。
デメリットは、コルチコトミーやPAOOのような外科的な手法を取り入れた矯正治療の術後の歯茎の腫れ、痛み、また施術時の恐怖感などです。

■コルチコトミー、PAOO等の外科的治療について
施術時間は、正味2時間程度の治療です。侵襲は、普通の親知らずの抜歯程度と考えてください。当日、日帰りで施術可能です。また治療手当日から食事も可能です。歯茎表面の傷口は約3日程度で治り初め、約1週間程度で治癒します。術後から3~4日程度歯茎や口唇に腫れを伴います。1週間程度で痛みや腫れが引き、傷口も治癒します。

4.マイクロパーフォレーション併用法 MOPs

マイクロパーフォレーション併用法

MOPs は、歯肉の大きな切開と剥離をしないで歯肉と骨に小さな微小骨穿孔(Micro-Osteoperforations)を付与し歯の移動を促進させる治療法です。MOPsは、コルチコトミーほど一回の効果は大きくありませんが、侵襲性(腫れや痛み)が非常に少ないという最大のメリットがあります。また選択的に歯の移動を早めることが出来る治療法の為、適応となる歯並びの方は多いです。コルチコトミーやPAOOに興味をお持ちの患者様で「痛そう」、「腫れるのは避けたい」という声を耳にすることがありますが、そのような方にもおすすめの矯正治療法の一つです。


 

5.治療期間が短縮する「サージェリーファースト」を併用した治療期間の短縮

サージェリーファースト併用法

サージェリー・ファースト(Surgery First)法は、手術に伴う骨代謝の変化を利用し手術後の歯の移動の加速現象を使い治療期間の短縮を行います。その他、顎変形症治療従来法の外科的矯正治療法(オステオトミー併用法:詳しくは以下6、オステオトミーページもご参照ください)の術前矯正を省略して治療期間を短縮すること、顔のゆがみを治療早期に解消出来ることなど、従来法の幾つもの欠点を減らした治療法です。治療中の患者さんのQOL低下を最小限にした外科的矯正治療法です。
スマイルコンセプトでは、私共が外科矯正治療に造詣が深いということも関係していると思いますが、2000年の開院以来、数多くの外科的矯正治療を行ってきました。サージェリーファーストは、2008年より施術開始、現在では外科的矯正治療の開始をなさるほとんどの方が従来法ではなく、従来法の欠点を少なくしたサージェリーファースト併用法を選択しています。また矯正装置は、裏側からの矯正装置やマウスピース型矯正装置などの見えない矯正装置を使用しながら短い治療期間で、良好な治療成績を手に入れています。

■サージェリー・ファースト法の利点、欠点
[利点]

・トータルでの治療期間が短い(スマイルコンセプトでの実績では約1年前後の方が多い)。
・手術に伴う骨代謝の変化によって手術後の歯の移動が加速する。
・治療開始前に手術時期を自由決める事ができる。(学校やお仕事の都合、また今後のスケジュールに合わせて治療することが可能です)
・早期に顔のゆがみが解消し、骨格バランスが整う為、お顔のコンプレックスから解放される。
・見えない矯正装置、裏側矯正装置やマウスピースでの治療が可能。
・入院期間は、約7~10日程度
・術前矯正治療中に容貌と咬合が悪化しない。

[欠点]

・治療計画の立案、および顎離断手術が、スペシャリストでないと難しい。従来型の外科矯正治療は、認定医以上の専門Drであるとある程度対応出来るDrが多い。しかしながらサージェリーファーストの場合、一般的な矯正専門医や一般的な口腔外科医では、総合的な治療計画の立案や治療の進行、外科術式等に問題が生じやすいためサージェリーファーストに詳しい矯正専門医療機関での治療が望ましいと思います。
・手術直後の咬合が一時的に不安定。
・手術費用

■サージェリー・ファースト法の治療費
矯正治療、入院・手術ともすべて自費診療で健康保険適応外診療です。矯正装置は裏側でもマウスピースでも治療可能です。費用は、矯正治療に約80から140万円程度(装置によって様々です)、入院・手術に約80から110万円程度(手術の術式、範囲によって異なります)です。

6.オステオトミー併用法、Jaw(Orthognathic)Surgery

骨離断手術を伴う外科的矯正治療法で、顎骨を離断する治療法と矯正治療を併用して行う治療法です。簡単に表現しますと外科手術により人工骨折を生じさせ骨格の歪みを整え、歯並び・かみ合わせも同時に治療する方法です。主に顎変形症の治療にも用いられる治療法です。手術部位や移動様式、範囲、術式等によりオステオトミーにもいろいろな名称があります。(SSRO,IVRO,Lefort1, )

さらに詳しいことは、「顎変形症の治療ページ」をご参照ください。

わかりやすいアニメーションです。こちらもご参考になさってください。

■顎変形症治療・オステオトミー 従来法の利点と欠点
利点
・手術直後の咬合が比較的安定。
・手術後早期に咀嚼機能が向上。

欠点
・受け口の場合、術前矯正中に、下の前歯(切歯)を前方に傾斜させることが多いため、手術を行うまでの間、さらに受け口の状態が強くなり容貌と咬合が治療前より悪化する。
・術前矯正が終了するまで手術時期が決められない。
・医療機関によっては、入院期間が3~4週間必要のところもある。
・トータルの治療期間が長い(2.5~3年)。
・小臼歯抜歯(とくに上顎)の可能性が高い。

7.その他のaccelerated orthodontic tooth movement

・ビタミンC,Dなどの薬剤を投与する方法、
・プロスタグランジンや骨芽細胞など成長因子の注射、などがあります。

矯正用アンカースクリュ―を応用した短期間の矯正治療法

矯正治療が効率的になる 矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・TAD インプラント矯正・TADは、どんな治療?

Acceleration Biology

まずインプラントと聞くと、歯が抜けた後、入れ歯の代わりに埋め込むデンタルインプラントを想像される方もいるかも知れませんが、矯正治療で使用するインプラントは、マイクロインプラントと呼ばれるもので全くの別物です。(矯正用マイクロインプラントは、正式には、TAD:temporary anchorage devicesと言います。以後TADと記載します。)
矯正治療専用のインプラント、TADを使用する治療方法です。歯の近くのあご骨に、ピアス状やプレート状の「アンカーインプラント」を装着し、それを固定源として矯正する方法です。
現在TADにも様々なタイプが販売されています。使用目的に応じて使い分ける必要があります。

矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・TADは、どのくらいの医院が使っているの?
TAD矯正法は、日本の矯正学会でも、ここ2,3年でようやくトピックにあげられるようになりましたが、それまで日本では全く議論すら行われませんでした。もちろん国内では、ほぼ教育の機会もありません。それまではほとんどの日本の矯正の先生達は、「写真では見たことがあるけれども」「話は聞いたことあるけれども」というのが実情でしたが、ようやく2年前(2014年)に薬事承認され、日本メーカーからもTADがデリバリーされ始めました。それに伴い日本の矯正界でも認知され始め、TADを使用なさる医院も少しずつ増えてきました。それでも実際治療に応用使用し、効果を上げているのは矯正専門医の約20~30%程度でしょう。残念ながら日本ではまだまだ始まったばかりです。

矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・TADは、いつごろから使っているの?
スマイルコンセプトでは、マイクロインプラントや口蓋(上あごの裏側に装着するタイプ)タイプのものは、開院以前(2000年以前)から、欧米国内で薬事承認を受けたものを輸入し使用を開始していました。当時の日本では、そのようなインプラント矯正法を学ぶ機会がありませんでしたので、TADやインプラント学については主に海外、ニューヨーク大学や南カリフォルニア大学、TAD先進国・韓国(余談ですが、TADの国際特許はほとんど韓国の矯正医が取得しています)、その他で研鑽を積んできました。
前述のとおりTADとデンタルインプラントは、使用目的が全く別物なのですが、生理学や病理学の範疇では、要するに学問的にはTADもデンタルインプラントも同一扱いですので、TADだけの研鑽に留まらずデンタルインプラント学も同時に学んできました。研鑽の結果、私共は、通常のデンタルインプラントの国際学会、国際インプラント学会の認定医まで取得することが出来ました。と言いますか取得してしまいました。TADだけでなくインプラント全般について造詣の深い院長がインプラント矯正治療を監修・施術も行っておりますので、治療中も治療後も安心して治療を受けていただくことが可能です。日本のあるメーカーのTAD、インプラント矯正用のパンフレットの症例写真は、当院での症例写真が採用されています。

矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・TADは、どのくらいの患者さんが使っているの?
スマイルコンセプトでは、約60%程度の方々が何らかのTADを使用しています。ただ歯並びの程度、治療計画によっては、全く必要のない方もおられます。矯正診断のご説明際に、併用使用したほうがメリットのある方、また治療中に使用のメリットを感じられた方にはあらかじめご説明、ご提案をさせていただきます。TADのメリット・デメリットを知ったうえでTAD併用法を取り入れるのかどうかということを決めていただくと宜しいと思います。医院側の都合で一方的に装着するようなことは、一切ありませんので、お気軽にご相談ください。

矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・TADは、どんな矯正装置が使えるの?
・裏側・舌側、表側、マウスピース矯正でも、どのようなタイプの矯正装置にも使用可能です。

矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・TADの、メリット・デメリットは?
[メリット]

・複数の歯をまとめて、もしくは選択的に移動出来るので、治療効率が向上します。
・一般的な矯正治療では限界とされ、諦められていた方向への移動を可能にしましたので、治療結果が向上しました。
・顎手術を併用しないと治療ができなかった方でも矯正治療単独での治療が可能になりましたので、治療の選択肢が広がりました。
・歯の抜歯を回避することが出来るようになりました。

[デメリット]

・TADの周囲の歯ブラシがおろそかになってしまうとTADの周囲が歯肉炎になってしまいますので、矯正装置の清掃と共に同じようにブラッシングを行ってください。
(もしTAD周囲炎が生じてしまっても清掃状況や歯ブラシを良好にするとすぐに治癒します。歯ブラシの仕方等については、治療中歯科衛生士が詳しくご説明致します。)
・あごの骨の硬さ、年齢によっては、少し緩むことがある。(女性や若年者では、あごの骨の硬さが緻密で硬くなく、やわらかい方もおり治療中少し緩むことがありますます。その場合TAD治療は継続可能なのですが、締め直しを行うこともあります。)

短期間の矯正治療の基礎知識

もう少し詳しく「矯正用アンカースクリューを用いた矯正法」や「短期間の矯正治療」「治療期間の短縮」を知ってみよう!

余談ですが、インターネット上の情報では、
・「矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・矯正用インプラントを使用すると短期間の矯正治療になる?」
・「矯正用アンカースクリューを用いた矯正法・インプラント矯正をすると、治療期間が短縮する?」

との情報も散見します。

実際はどうなの??
通常の矯正治療の場合、ある自分の歯を元にして他の歯を動かしていきます。しかし、この場合、綱引きの原理(作用反作用の原理)で本来動かしたくない歯まで動いてしまうことがあります。これでは治療上様々なロスが発生してしまいます。
TAD併用矯正の場合、固定されたスクリュー(TAD)を軸に、動かしたい歯のみにアプローチすることが出来、目的とした歯だけがスムーズに移動出来ることや数本の歯をまとめて移動することが出来るようになりました。
このように矯正用マイクロインプラント(TAD)には、様々な効果を望むことが出来ます。例えば今まで困難とされていた移動(圧下、遠心移動)を比較的容易に行うことが出来ます。また今までは抜歯を行わなくてはならなかった方々でも、歯の抜歯を回避することが出来るようになりました。その他さまざまな効果が望めますが、表題の通り今回は、「TADは、治療期間を短縮させるために有用か」ということについて記載させて頂きます。
TADを併用すると歯の移動効率は確実にアップさせることが出来ると思います。登山に例えると頂上に向かって一気に効率よく登るというようなイメージでしょうか。ただし、あくまであなたの矯正医が、毎月の治療を毎回最も効率よく組み立て治療進行させることが出来るのが条件です。登山のお話に戻しますと、進む道が定まっていなければ何も変わらないということです。良い道具を使っても使いこなせる矯正診断能力が伴っていなければ治療効率が高まることもなく、折角付与したTADの効果は望めません。
また一番覚えて頂きたい内容は、登山に例えると山の登る速度(歩く速度)が上がるわけではありません。言い換えますとTADは、矯正の治療計画の中で歯の移動効率は、良好になる。しかし、TAD≠歯が早く移動する≠治療期間が短縮する、すなわち短期間の矯正治療とは少し異なります。

TAD併用矯正は、腕の良い矯正医であると広義の意味合いでは、治療効率が良い→治療期間が少し短めになる≒短期間の矯正治療かもしれませんが、厳密には短期間の矯正治療には含まれません。海外の矯正学会の共通認識でも、TADがaccelerated orthodontic tooth movementのmethodであるとの認識はないと思います。

もちろん治療期間を短縮させるためには、
「適切な治療計画」+「治療効率の向上:TADの併用」+「歯の速やかな移動現象」+「患者様の協力」=「良好な治療結果」+「短期での治療」の達成

と考えておりますので、TADは場合によっては有用ですが、TADを使用したから単純に治療期間が短くなることはありません。(矯正医の中でも、誤認識の方が多いためあえてご説明させて頂きました。笑)

次に
「デーモン等のブラケットを使うと短期間の矯正治療になる」
「短期間の矯正治療の中にはデーモンシステムという方法がある」
「セルフライゲーティングブラケット(デーモンブラケット等)を使用すると治療期間が短縮する」

との情報もございます。
詳しく考えていきましょう。

デーモンシステムは、「ローフォース・ローフリクションテクニック」、「セルフライゲーティングブラケット」の代表的な装置です。このシステムの老舗というような矯正システムです。現在では、デーモンだけでなく幾つものローフォース・ローフリクションシステムがあります。裏側矯正では、以下商品名Stb、クリッピーL、ハーモニー、表側ではクリアスナップ併用法、クリッピーなどがあります。ローフォース・ローフリクションは、直訳すると小さな力(ローフォース)小さな摩擦(ローフリクション)という意味合いです。
これらは、歯の並びを矯正する際にセルフライゲーティングブラケット&各種の超弾性ワイヤーを用いてアーチワイヤーをブラケットスロット内に位置づけし、より小さな力でより早く効率的に矯正を行う方法で、痛みの少ない矯正治療とスムースな歯牙移動を達成します。従来型の矯正治の場合、約7割が矯正時に痛みを感じるという報告もあります。しかしローフォースローフリクションテクニックを用いると痛みの軽減が可能です。また従来型の治療に比べて、乱ぐい歯やがたがたの歯の並びは、みるみるうちにキレイな歯並びになります。要するに、でこぼこなどの乱ぐい状態は、短期間で修正可能です。また噛み合せの状態にもよりますが、結果的に治療期間の短縮が可能な場合もあります。生理的に無理のない力をかけるシステムのため、体にもやさしく安心、安全な矯正治療法です。
次に期間短縮について実際の感想を記載させていただきます。
スマイルコンセプトでは、2016年現在、多くのの方々が、ローフリクション・ローフォースの矯正システムを使用して治療を行っています。デーモンブラケットをはじめローフリクション・ローフォースの矯正システムを長年使用してきた感想をお伝えしますと、まずローフリクション・ローフォースの矯正システムは、非常に良いシステムだと思います。ブラケット装置と矯正ワイヤーとの間の摩擦抵抗の減少が歯の移動をスムースにし、従来型のブラケット装置と比較すると歯の移動を早め、でこぼこが早く治る、でこぼこが早く治る分期間が少し短縮したということは、実際数多く認められる効果です。そして歯に強い力・無駄な力をかけない為、当然痛みや違和感は少ない。強い力を掛けないので歯ぐきや骨に対しても優しい治療システムです。
しかしながらデーモンシステムやセルフライゲーティングブラケットを使ったから、トータルの治療期間が大幅に短縮したという症例は認められません。治療期間が2分の1になる、3分の2になる、等の効果までは望むことはできません。というのが正直な感想です。
2008年頃から海外の矯
正学会でも、治療期間のことについて調べた研究結果が数多く発表されています。この研究結果をまとめますと「デーモンシステムを使ったからと言って治療期間が大幅に早まることはない」との結論です。口の悪いDrは、「治療期間が早まるなどと言うのは過剰広告だ」との指摘までしているほどです。2016年現在、前述の結論が現在のところ主流の考え方であると思います。

もっと詳しく知りたい方へ:短期間の矯正治療(歯の移動の速度アップ)のバイオロジー

昔はあごの骨を切断分割して骨と歯を一つのかたまりとして移動するので歯を速く動かすことが出来ると考えられていました。しかしながら整形外科分野の研究結果から局所に加えた外科的な刺激がRAP ( Regional Accelelrated Phenomenon)を生じ骨吸収と骨新生を促進する現象を生じることと骨質の改造現象によって歯が速く動くことが解ってきました。またその現象は骨刺激後の97%に生じること、刺激後の3日以内に現象が始まり、4~6ヶ月ほど続くという基本原理が分かってきました。この発見により、以降次々と新しい研究が進められ様々な治療術式が考え出されてきています。

Acceleration Biology

Acceleration Biology

The use of pharmaceutical (vitamins C and D, prostaglandin and osteoblast injections), electromagnetic stimulation, cyclic forces (vibration), laser and surgical stimuli in combination with light mechanical forces of some orthodontic systems for accelerating orthodontic tooth movement and inducing bone remodeling has attracted considerable scientific interest. What they all have in common is that their biological mechanism is based on a physiological healing process known as regional acceleratory phenomenon (RAP) (Fig. 1).

A cascade of events occurs with the initiation of tooth movement. The fascinating interplay of osteoblast and osteoclast communication to remodel bone is mediated by cytokine chemicals messengers.

Iatrogenic induction of trauma, intentional surgical injury of the periodontal tissue, results in receptor activator of nuclear factor-kappa ligand (RANKL) gene expression on the surface of osteoblasts. This increases osteoclast formation on the pressure side of the periodontal ligament during force application to an individual tooth. These factors, among others yet to be defined, result in bone remodeling and ultimately accelerate the movement of a tooth through alveolar bone.

治療期間の短縮を試みる矯正治療法の注意点

矯正治療を効率よく進める方法は様々ですが、適正な矯正診断と安定した技術による矯正治療を受けられ、さらに治療期間に関しても安心して治療を終えられることを望んでいます。
患者様自身が、早く装置を外したいと考えられるお気持ちは良く理解出来ます。しかしながら矯正治療で気をつけなければならないことを列記させていただきます。

矯正医院の選び方

矯正医院の選び方

日本国内においては、矯正のみを行う矯正専門医院、もしくは一般歯科医院内でのアルバイト矯正医、もしくは矯正専門医以外のDrにより矯正治療が行われています。まずは、矯正専門医のように専門的に研鑽を行ってきた専門家ならではの知識と高い技術を持ったDrに治療を委ねることをお勧め致します。さらに高度の技術が必要なコルチコトミー等外科的手法を併用する矯正治療で、質の高い治療効果を得るためには、矯正歯科の知識、技術、経験はもちろん、高度な外科的手法、設備が必要ということ、また矯正だけの知識だけでなく歯周治療、歯周再生療法、顎離断手術等の口腔外科の専門知識、技術、設備も必要で、この両面の基準を満たす医療機関での治療がお勧めです。

矯正治療を受診される場合には、あなたの矯正担当医が十分な研鑽と経験を積んだDrであり、かつ矯正以外の歯周外科治療、歯周再生療法や外科的な学問を継続して学ばれているのか、日本国内だけでなく海外等の関連した専門学会にも継続して参加しているのか、担当医が実際のオペにも関与しているのか、矯正医以外の他人にオペを丸投げしていないかが重要な部分です。矯正医は、治療計画を立案し治療を実行するDrです。歯の移動を計画しているDrが実際の口腔内を確認しながら移動に見合ったオペを行うのが鉄則なのです。矯正+歯周病学・外科学等の知識力、技術力、医療機関の状況も確かめてから受診されることをお勧めします。

患者さまの心構え

患者さまの心構え

一般的に身体の新陳代謝には個人差があります。骨の新陳代謝を遅らせる要因には、喫煙と糖尿病が明らかになっています。矯正治療は骨の新陳代謝を利用する治療のため、ワイヤー矯正、マウスピース矯正にかかわらず、これらをコントロールすることをお勧めします。

矯正治療中は、一般的に考えられている体に良いこと(よく睡眠を取る、適度に運動をする、よく噛んで食事をする、よく笑う、ゆっくりと入浴する等)を取り入れることを心掛けた方がよろしいと思います。その理由は、新陳代謝が活発になり歯の移動も良好になるためです。

治療基準を満たさず治療を終了してしまうことは避けましょう。突然患者様の都合により治療を終了したいとのご要望を要請してしまうケース。良い歯並び・良いかみあわせ、そして審美性の保たれたお口元には、一定の基準がございます。(「歯並び・かみ合わせの基準」もご参照ください)折角なさる矯正治療、一定の基準以上の治療結果を手に入れてほしいと思いますので、最後まで頑張って頂きたいと思っております。

患者さんのご希望に流されるまま機能的・審美的治療基準を満たすことなく終了してしまうケースです。上記と重なる部分もありますが、良い歯並び・良いかみあわせ、そして審美性の保たれたお口元には、客観的な基準がございます。随時担当医と相談を進めながら、患者様が十分ご満足いただける歯並び、かつ機能的・審美的な状況、この両者が得られた段階で終了することが望ましいと思っております。当院では他院にて治療を終了なさった患者様がその後気になる部分があると相談に来院され再治療を希望なさるケースが増えています。治療開始前に、治療目標を明確にされた上で治療を行う事をお勧めしています。

矯正治療は、患者さんの協力度のレベルも重要な要素です。
矯正治療は医療者側だけでなく患者さんにも協力してもらわなければスムーズに進みません。医師と患者さまがお互い協力しあいながら最高の結果を手に入れて頂きたいと思います。
ご協力をお願いしたいこととは、例えば口の中に使ってもらう矯正用ゴムを使う指示があった場合には指示の通り毎日使う、虫歯ができないように歯科衛生士から指導された方法で歯みがきする、装置が壊れてしまわないように食事の仕方に注意するなど、患者さんの自己管理能力が高いほど治療は効率的で早く順調に終わります。

悪い癖が残ったまま装置を外してしまう

悪い癖によって歯並びが悪くなってしまった方は、矯正治療中に不正咬合の原因の一つである悪い癖を治すトレーニングを行う事があります。悪い癖が残ったままにしておきますと後戻りの原因となってしまいますので、悪い癖が残っていないか、また継続トレーニングが必要かどうか確認しながら矯正装置を外す時期を考えられると宜しいと思います。

矯正装置を除去する際には、外すことのメリット・デメリットを確認してから装置を外すほうが治療を終えた後のことを考えると賢明です。

最後に、

矯正治療は、矯正装置撤去後の保定期間がとても重要です。
保定装置の正しい装着と装着時間、定期健診、そして悪習癖が、矯正治療後の歯並び・かみ合わせを左右します。
患者様の協力があってこそ、より良い口腔内環境を維持することができます。
ご自身の良好な口腔内環境の維持のために、医院の指示を守って頂いた方が良好な結果が維持しやすいと思います。

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