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女性は30代が一番歯周病になりやすいのはなぜ?
2017年03月1日 (水)

日本人の成人の約8割が歯周病だといわれているほど、歯周病は国民病ともいえる病気です。初期症状があらわれにくく、初期段階では自身が歯周病だと気が付く人は少ないため、病状が進行してから発覚するということが多くあります。そんな静かに近づいてくる歯周病ですが、実は男性よりも女性の方が歯周病にかかりやすいといわれています。特に、30代の女性は注意が必要です。

男性より女性の方が歯周病にかかりやすい
男性より女性の方が歯周病にかかりやすい

歯周病には女性ホルモンが深くかかわっているということが、最近の研究でわかってきています。女性ホルモンが、歯周病菌の中のある一部の菌が繁殖するのを促したり、歯周病などにかかって炎症を起こした歯ぐきなどの歯周組織の状態をさらに悪化させることがあるのです。歯周病の初期段階でケアをしていたとしても、男性よりも女性の方がホルモンの影響で病状が悪化してしまうことが多いということです。女性は月経周期やライフステージによってホルモンバランスに変化が生じます。月経前に女性ホルモンの量が増え、歯ぐきが炎症を起こし腫れる方もいらっしゃいます。

30代女性が歯周病になりやすいのはなぜ

■妊娠、出産
30代の女性といえば、妊娠・出産の機会が増える方が多いです。妊娠をすると女性ホルモンは大量に分泌されますから、月経前と同じように、歯ぐきが炎症を起こし腫れやすくなります。また、妊娠をしてからつわりに悩む方も多いですが、つわりもお口の中の環境を悪化させ、歯周病菌などの細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。歯を磨くという行為でさえ吐き気をもよおしたり、食べ物を食べることができず十分な食事ができずにいれば噛む回数が減り、唾液の分泌量も少なくなってしまいます。唾液は、歯周病菌などお口の中にすみつく細菌の繁殖を抑えてくれるはたらきがあるのですが、分泌量が減ってしまうとそのはたらきも効果が低くなり、結果お口のなかに細菌が増えやすい状態になってしまうのです。

■子育て
子どもが生まれて数年は、子どものことが中心となり自身のことをおろそかにしてしまいがちです。歯磨きもその1つでしょう。子どもの世話をしていると1日は目まぐるしく、時間はすぐに過ぎていきます。子どもの食事の世話を終えてやっと自分も食べられると一口二口食事を口にしたら、泣き出したりトイレだったりとまた子どものお世話…。そうしている間に時間が過ぎて、歯を磨くことすら忘れてしまうということがあるかもしれません。お口のケアが十分にできていないと、口内が歯周病菌の繁殖しやすい環境になってしまいます。日々のケアの積み重ねで口内環境は健康に保たれますが、日々ケアができないと歯周病になりやすくなってしまいます。

歯周病、特に女性が気をつけなければならない理由
歯周病、特に女性が気をつけなければならない理由

妊娠・出産を迎える30代で歯周病の危険性がかなり高まるということがお分かりいただけたかと思います。歯周病は最悪の場合歯が抜け落ちてしまう病気です。老後、自分自身の歯で食事ができるようにするには、若いうちからしっかりと歯磨きなど日々のケアをして口内を健康に保つことが大切です。
また、歯周病は自分自身への影響だけではありません。実は、妊娠中の歯周病は早産になるリスクが高まる可能性があるといわれているのです。

■リスクは7.5倍!
妊娠中に歯周病にかかっていると、そうでない女性に比べて早産や低体重児の出産が7.5倍にも高まるということが研究によって明らかになっています。これは、タバコやアルコールを摂取するよりも高い確率だといわれています。歯周病は本人だけの問題ではなく、生まれてくる赤ちゃんにまで影響が及ぶ恐ろしい病気なのです。妊娠・出産を考えている方は、お口のケアを万全にし、歯科検診などを受けて歯周病の可能性がないかどうか歯医者さんで確認することが望ましいでしょう。もし歯周病がみつかった場合は、しっかりと治療をして、母子ともに健康でいられるよう対策が必要です。

30代女性は特にデンタルケアを十分に

今はまだ妊娠・出産を考えていなくとも、近い将来その時期がやってくるかもしれません。20代のうちからがベストですが、30代の女性の方は今からでもデンタルケアをしっかりと行う習慣を身につけましょう。女性ホルモンが歯周病菌の増殖や症状の悪化に関連している以上、女性にとって歯周病の脅威からは逃げることができません。唯一できることは、予防することと適切に治療・ケアをすることです。お仕事をされている方、飲み会帰りに歯磨きをせずそのまま寝てしまったり、忙しくてランチの後に歯磨きができなかったりということはありませんか?そうした日々のケア不足は、口内環境の悪化につながってしまいます。また、喫煙は体に栄養や酸素を届けることを妨げてしまうので、免疫力が低下し歯周病に感染しやすくなりますから、タバコを吸うという方はこれを機に禁煙に向けて励んでみてはいかがでしょうか。


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