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矯正歯科ブログ

虫歯や歯周病、被せ物があっても矯正できる?

健康的な歯を指さす女性

最近お口の美への意識が高まると同時に、健康志向の人が増えてきているせいか、「成人矯正をして健康的に歯並びを治したい」という人が増えています。スマイルコンセプトにもお子さんだけでなく、様々な年代層の成人の方が多く矯正治療で来院されています。成人矯正の場合、よく質問されることの中に、「虫歯や歯周病があったり、被せ物があっても矯正治療はできるんですか?」というものがあります。確かに年を重ねるにつれ、あちこちに治療痕があったり、歯周病にかかってくる人が増えてきますので、そのような疑問を持たれるのも自然なことと言えるでしょう。

虫歯や歯周病は矯正治療の前に治療を行います

矯正治療する女性

矯正治療を行う前に、全体的な歯の健康チェックも行います。そして、虫歯や歯周病がある場合、一通りきちんと治療してから矯正治療に入っていきます。ただし、虫歯の治療の場合で、クラウンのような被せ物をしなければならない場合には、矯正治療の段階では仮の被せ物を入れ、矯正治療が終わったら、その噛み合わせに合わせて最終的なクラウンを入れる、というようにしていきます。
また、歯の大きさに対して歯を並べる場所が小さい場合、歯を重ねず全てきれいに並べるためのスペースを作るために、歯を抜歯(間引き)することがあります。これも矯正治療の前に済ませておく必要があります。親知らずが残っている場合も、その親知らずが手前の歯を押して歯並びを乱す原因になる可能性があれば、矯正治療の前に抜歯が勧められます。

矯正治療を始めると、治療が終わるまでにだいたい1〜2年、2〜3年くらいはかかります。一旦治療を始めると、虫歯や歯周病の治療はかなりやりづらくなってしまいますので、矯正治療を始める前にきちんと治しておくことが大事です。もしも矯正治療を始めてから虫歯が見つかった場合、一度装置を外して治療を行わなければなりません。

銀歯や被せ物だらけだけど、歯は動く?

銀歯

銀歯や被せ物、差し歯が多く入っている人も矯正治療がちゃんと行えるのか?という不安を抱えていることが多いようです。結論から言うと、特に詰め物や被せ物、差し歯が入っていたとしても、歯を動かすことは可能です。矯正治療では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を接着剤でくっつけ、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていきます。この接着剤は銀歯やプラスチック、セラミックにもくっつくのでブラケットをくっつけるのに問題はありません。

ただし、セラミックの場合には、接着力が落ち、取れてしまいやすい傾向があります。セラミックへの接着力を増す薬品を塗布してなるべく取れにくいようにはしていくのですが、それでもやはり天然の歯につくようには強力についてくれません。

セラミックの入っている歯が奥歯の場合であれば、輪っか状の金属のバンドをかけて固定することができますが、前歯の場合などでは何度も外れてしまうことで、そのぶん通院の回数が増えたり、多少治療期間が延びてしまうこともあります。もしくは、治療期間中にプラスチックの仮歯に替えて矯正治療を行い、矯正治療が終わったらきれいなセラミックを入れ直すこともあります。

ブリッジが入っている場合でも大丈夫?

ブリッジ

成人矯正をする人ではブリッジが入っている場合も多く見られますが、ブリッジが入っていても矯正治療は可能です。ブリッジが入っている場合には、一度ブリッジを外し、矯正期間中はプラスチックの仮歯を入れて、つなぎの部分(ポンティック)のスペースを歯を並べるためのスペースとしてなるべく効果的に利用していきます。このスペースが利用できることで、間引きのための抜歯をしなくても良い場合もあります。矯正治療が終わったら、新しい被せ物を入れ直します。

矯正治療中に虫歯や歯周病にならないために

矯正治療中の歯みがき

矯正治療中というのは、歯に装置がつくため、歯磨きが行き届かずに虫歯や歯周病にかかりやすくなります。そのため、矯正治療を始めたら、それまで以上に念入りに歯磨きを徹底して行う必要があります。虫歯や歯周病がもともとあった人は特にリスクが高くなるため十分に注意しましょう。せっかく歯がきれいに並んでも、装置を外したら虫歯でボロボロになっていた、歯周病がひどくなっていた、という結果になってしまっては何のために矯正をしたのかわからなくなってしまいます。

矯正中の歯磨きの仕方は、色々と工夫が必要になってきます。治療を受けている歯科医院で自分に合った磨き方をしっかりと教えてもらい、その通りに実践して磨くようにしましょう。また、食事内容にも気を付ける必要があります。間食はなるべく控え、糖分を摂り過ぎないように気をつけましょう。また、キャラメルのようにベタベタしたものは矯正装置を外してしまいやすいだけでなく、歯の表面に残り、虫歯リスクを高めますので、食べないようにしましょう。

矯正治療を受けると、お口のケアがしやすくなるため、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。ただし、矯正治療中は虫歯・歯周病リスクが高くなるため、十分に注意するようにしましょう。

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