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大人が抜けた歯を放置していると起こってくる厄介なこと

大人が抜けた歯を放置していると起こってくる厄介なこと

歯が抜けたところを放置する、これは乳歯の場合だと、通常であればその後永久歯が生えて来ますので、ほとんどの場合問題が起こることはありません。しかし、大人の場合はどうでしょうか?大人の場合は、その後に生えてくる歯はもうありません。となると、これまであった歯がなくなることで、かみ合わせのバランスが崩れてくることになります。

実はこのことを知らずに、抜けた歯を放置している人が多いのです。大人が抜けた歯を放置していると、どのようなことが起こってくるのか、また歯並びが崩れてしまった場合どうしたらいいのか、見ていきましょう。

大人になってから歯並びが崩れてしまうことも!

大人になってから歯並びが崩れてしまうことも!

歯並びが悪くなってしまうのは、永久歯に生え変わる時、と思い込んでいる人はたくさんいるようです。しかし、大人になってきれいな歯並びをしている人でも、歯が抜けた後に放置していると、それまでうまく保たれていたバランスが壊れてしまい、徐々に歯並びが崩れてしまうのです。当院スマイルコンセプトにも、大人になってから歯並びが崩れてしまって、来院される患者さんが時々いらっしゃいます。子供の時に矯正をしてせっかくきれいな歯並びを手に入れた人でも、そのようなことをきっかけに歯並びが壊れてしまう人も実は結構いるのです。これはとても残念なことです。

他にもある!大人が抜けた歯を放置していると起こる問題点

大人が抜けた歯を放置していると起こってくる問題点には、どのようなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

歯並び・かみ合わせの崩壊

歯が抜けると、その部分に周囲の歯が寄ってきたり、倒れてきたりします。また、噛み合う相手の歯は、噛み合う相手を求めて飛び出してきます。

残っている歯が悪くなる

歯を失うと、その歯にかかる負担を他の歯が負担しなければならなくなります。それまでバランスよく当たっていたのに、他の歯に余計な負担がかかり始めるのです。また、抜けた側では食べにくくなるので、必然的に反対側でばかり噛むようになってしまい、そちら側の歯に過剰な負担がかかることになります。このようなことが重なり、違う歯にダメージがかかりすぎて、歯周病が進みやすくなったり、歯が割れてしまったり、というようなことが起きやすくなります。

あごの関節への悪影響

かみ合わせがずれてくると、噛む時に働く「咀嚼筋」がバランスよく働かなくなります。また、噛むたびに顎が変な方向に誘導されるようになり、あごの関節や筋肉に痛みが出る、口が開きづらい、というような不快な症状が起こるようになってきます。

見た目の悪化

かみ合わせが崩れてしまうと、そちら側ではしっかりと咬めなくなります。その状態を放置していると、そちら側の筋肉は弱ってしまい、頬がたるんでほうれい線がくっきり刻まれるようになってきます。また、奥歯を両方失って放置していると、本来あまり強く当たらないはずの前歯が、噛み合うたびに強く当たるようになり、前歯が開いた出っ歯になってしまうこともあります。

健康への悪影響

消化器への影響

歯が抜けてかみ合わせが壊れると、しっかりと食べ物を噛み砕くことができなくなるので、胃や腸に負担がかかります。

頭痛や肩こりなどへの影響

噛む筋肉がバランスよく動かないため、それにつながる他の筋肉にも影響が行き、頭痛や肩こりなどの不調を起こしやすくなります。

認知症への影響

しっかりと噛むということはそれだけで脳を刺激していると言われています。きちんと噛むことができないと、それだけ認知症のリスクが高くなります。

精神的な悪影響

しっかりと噛めて、なんでも美味しく食べられるというのは、思っている以上に精神的な健康にとって大事なものです。それができなくなると、食べる美味しさが半減し、また、体の不調や、見た目の変化が加わることにより、結果的に精神的な不調につながる恐れがあります。

大人で歯並びが崩れてしまった場合の対処法

大人で歯並びが崩れてしまった場合の対処法

大人になってからどこか歯を失ってしまったら、早めに歯を補う治療を受けて、歯並びのバランスを崩さないことが一番大事です。でも、もしやむを得ない事情があって、放置してしまい、歯並びが壊れてしまった場合はどうすれば良いでしょうか。そのような場合の対処法として、次のような方法があります。

・ずれてきた歯を削って被せ物をして整え直し、その後歯を補う治療をする
・ずれてきた歯を部分矯正で整え直し、その後歯を補う治療をする

どちらの方法が良いのか、というのはその人の歯の状況などにもよるため、一概には言えません。それぞれにメリット・デメリットがありますので、歯科医師からよく説明を受けた上で、自分に適切な方法を選ぶようにすると良いでしょう。一番よくないのは、歯並びが崩れたまま放置することです。特にそれほど不便じゃないから、と思ってそのままにしていると、取り返しのつかないことになってしまうこともありますので注意してください。

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