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矯正歯科ブログ

歯科矯正後顔が痩せる!?筋肉トレーニングの紹介

筋肉トレーニングの紹介

歯科矯正をした後に顔が痩せた、と感じる人がいるようですが、矯正で痩せることが可能という意味なのでしょうか。本当に矯正治療をして顔が痩せるのでしょうか。なぜ矯正後に顔が痩せたと感じるのか、実際に顔の筋肉を鍛えるトレーニング方法も見てみましょう。

歯科矯正後に顔が痩せる理由

そもそも顔が痩せる主な理由として考えられるのは、筋肉が落ちたからでしょう。なぜなら矯正中には矯正前と比べて食事の際にいろいろ気を付けなければならない点があるからです。ここでお伝えする食事の際の注意は栄養関係のことではなく、矯正器具が入っている間はかたいものを避けて食事しなければならないなどの注意点です。かたいものを噛んだ時に噛んだものが矯正器具にあたって、器具が外れたり割れたりしやすいので、かたいものを食べる回数や量を少なめにする必要があります。また矯正中はかたいものに限らず軟らかいものなど食べる機会そのものが少なくなりがちです。ただでさえ矯正中は何も食べていなくてもすでに口の中には矯正器具が入っていることからくる不快感があります。なので、食事を積極的に取ろうとしなくなってしまいます。こうして食事しにくくなることによって自然と食べる量が減って、顔が痩せるということがあります。その為、噛む量も少なくなり、顔の筋肉も落ちていく一方です。
顔が痩せるのは嬉しいことのようですが、顔の筋肉が落ちるのは痩せるから良いというだけではありません。

顔の筋肉が落ちるのは危険

そもそも顔には表情筋など顎まわりの様々な筋肉があります。もし矯正中に食事をする機会が減ってしまったことによって顎まわりの筋肉が落ちてしまったなら、その筋肉を回復させるためにトレーニングを行いましょう。トレーニングを行わないと噛む力がどんどんなくなっていきます。いくら顔が痩せるといっても、物を噛む時に必要な筋肉までも落ちて衰えてしまっては口内の老化を早めているようなものです。中には食事の時にかたい物を噛めば噛む筋肉を鍛えることができると思う人もいますが、実際はかたい物を噛んでもそれほどトレーニング効果はありません。かたい物を噛み過ぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまうこともあるので無理に噛まないようにして下さい。

歯科矯正に顔の筋肉トレーニングは必要

実際の矯正歯科医院の中には、表情筋の中でも特に矯正に関係のある口唇や舌などの筋肉トレーニングを教えてくれる医院もあります。多くの人は歯科矯正では歯を動かすのにどうしてそんなことをしないといけないのか、と疑問に思うかもしれません。しかし矯正中は器具の兼ね合いもあり顔まわりの筋肉が落ちやすいので、矯正終了後のフォローアップという意味も含めてトレーニングは必要になってきます。さらに、そもそも口唇や舌に問題があったので、歯並びが悪くなってしまったというケースが多いのも事実です。口唇の力が弱くいつも口が開きっぱなし、また舌が正しい位置に定まっていないために舌が不必要に歯を押している、などの理由で徐々に歯並びが悪くなっていくのです。仮にそうした原因で歯並びが悪くなったのなら、歯科矯正が終了してまたすぐ前の状態に戻らないためにも口唇や舌のトレーニングは大切です。口唇や舌をトレーニングすることと歯並びを良くすることには大きな関係があるのです。

顔の筋肉トレーニング方法

顔まわりの筋肉を腕や脚のように一定のルーティンでトレーニングすることによって、落ちてしまった筋肉を取り戻すことができます。以下のトレーニングは自宅でできるものなのでまず気軽にやってみましょう。

口唇トレーニング

口唇の筋肉がなくなると、口がポカンと開いたままになってしまいます。口呼吸によって歯並びが悪くなっていくので、ちゃんと口唇が閉じられるようにトレーニングしていきましょう。まず口を少し開き、上下の口唇で前歯を覆うように伸ばし、「パン!」という音が鳴るように口唇を開きます。力を抜いて休み、もう一度伸ばして「パン!」と鳴らします。これを繰り返して行います。20回から30回を1セットとして、一日に3セット、トレーニングしてみましょう。

舌トレーニング

舌トレーニングは、主に舌の位置をふさわしい位置に置くために行うトレーニングです。食事中や会話の時に舌は動くものですが、静かにしている時に舌は上顎の内側に触れている状態が正常です。まず上顎の前歯の裏側、ちょうどひだのようにデコボコしている部分が舌で触れて分かると思いますが、そこに舌の先をあてます。そして舌全体を上顎に吸い上げていき、口を大きく開けていきます。それから舌で上顎をはじくようにして「ポン」と音を鳴らします。これを繰り返して行います。10回から15回を1セットとして、一日に3セットを目標にトレーニングしてみましょう。

口唇をトレーニングして口呼吸にならないようにでき、また舌を動かしてしまう癖のある人や鼻呼吸ができない人は舌をトレーニングして上顎に付いた状態に戻していきます。歯科矯正後も美しく健康な口の中を保つために、こうしたトレーニングを毎日の習慣にしてみましょう。

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