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乳歯が出来るのはいつか 妊娠中のマイナス1歳の重要性

乳歯が出来るのはいつか  妊娠中のマイナス1歳の重要性

赤ちゃんの乳歯は妊娠中に作られているということはご存知でしょうか。また永久歯も同様に胎内で作られはじめており、生まれる前から将来どのような永久歯が生えてくるかが既に決まっています。すなわち赤ちゃんが丈夫な歯を持って生まれてくるかどうかは、母親が妊娠中にどのような生活を送るかによって左右されることになるというわけです。

また妊娠中は妊娠前よりも虫歯になりやすいと言われ、その理由はお腹の赤ちゃんに栄養を取られてしまうといわれています。はたしてそれは本当なのでしょうか。今回は妊娠中に決まる子どもの乳歯と、妊娠中の虫歯のなりやすさの理由についてご紹介したいと思います。

乳歯が作られる時期

まず赤ちゃんの乳歯はいつごろから作られはじめているのかについてご紹介します。歯は、顎の骨のなかにある「歯胚(しはい)」という歯の卵から生えてきます。そのため、この「歯胚」が作られるところから歯の形成は始まります。お腹のなかで赤ちゃんの「歯胚」が作られはじめるのは胎生7週から10週のあいだ。この期間は歯だけでなく体のあらゆる部位も作られはじめます。
またこの頃は妊娠前期にあたるため、母体が一番不安定になり外からの刺激に非常に敏感になる時期です。その後の「歯胚」は「石灰化」がはじまることにより、丈夫な歯になるための準備が行われます。
「石灰化」がはじまるのは胎生16週から24週のあいだであり、ちょうど母体がもっとも安定する妊娠中期と重なります。ちなみにこの頃から永久歯の「歯胚」が作られはじめます。

歯を作るのに必要な栄養

歯を作るのに必要な栄養

生まれてくる赤ちゃんの乳歯がどのように作られるかは妊娠中の食生活によって決められます。そのためどういったものを積極的に摂取すれば丈夫な乳歯は作られるのかについて詳しくご紹介したいと思います。

カルシウム

まず虫歯になりにくい歯の条件は、十分な硬さを持っていることです。つまり「歯胚」の「石灰化」が鍵となります。その「石灰化」を助ける栄養となるのが「カルシウム」です。通常一日に必要なカルシウムの量は600mg以上と言われていますが、妊娠期のあいだはそれ以上の900mgを摂取すると良いでしょう。「歯胚」の「石灰化」が行われるのは妊娠4ヶ月から6ヶ月のあいだはとくに意識して摂取するようにしましょう。

たんぱく質

歯の卵である「歯胚」が作られるためには「たんぱく質」が必要になると言われています。「歯胚」が作られはじめるのは妊娠1ヶ月から3ヶ月のあいだ。この期間は積極的な「たんぱく質」の摂取を心がけましょう。

ビタミンA

歯の表面である「エナメル質」を作るために必要となる栄養が「ビタミンA」です。そのため「歯胚」の「石灰化」が行われているころにカルシウムと一緒に積極的に摂取すると良いでしょう。また「ビタミンA」はお口のなかの粘膜を強くする効果もあります。

ビタミンC

エナメル質の内側にある「象牙質」を作るために必要となる栄養が「ビタミンC」です。そのため「歯胚」の「石灰化」の時期にカルシウムやビタミンAと併せて摂取をお勧めします。

ビタミンD

「ビタミンD」はみなさんご存知のとおり、カルシウムの吸収を高めてくれることから骨に良い成分とされています。「歯胚」の「石灰化」においてもカルシウムの吸収を助けてくれるため、カルシウム摂取時に一緒に摂るようにしましょう。

もし乳歯が虫歯になると…

「もし乳歯が虫歯になっても、いずれ永久歯に生え替わるのだから気にしなくていいだろう」と考えている方は多いのではないでしょうか。しかし乳歯の存在は将来の歯並びに大きく影響するのです。

その理由は、乳歯は永久歯を正しい場所へ生えてくるように誘導する役割と、永久歯が生えてくるためのスペースを確保しておく役割があるためです。
もし乳歯が大きな虫歯になってしまうと、永久歯はその乳歯を避けるようにしておかしな位置に生えてきてしまうことがあります。また乳歯が大きな虫歯になり歯ぐきのなかに歯の根だけしか残っていないような状態になると、奥の歯が倒れてくることもあります。それにより永久歯が生えるためのスペースがなくなってしまい、将来的に永久歯の歯並びが悪くなってしまうおそれがあるのです。
また乳歯が大きな虫歯になると永久歯の健康状態にも影響します。永久歯の「歯胚」は乳歯と同様に胎生期から作られはじめていますが、出産後に「歯胚」が作られる歯もあるからです。
さらに、永久歯の「歯胚」の「石灰化」は出産後からはじまるため、もし乳歯が大きな虫歯になると永久歯の形成に大きく影響するおそれもあります。
以上のことから乳歯は決して永久歯が生えてくるまでの消耗品ではなく、永久歯の健康状態や将来の歯並びを左右する重要な役目を持っていることが理解できます。

妊娠中に虫歯になりやすい理由

妊娠中に虫歯になりやすい理由

また、妊娠中には虫歯になりやすいと言われています。理由は、お腹の赤ちゃんに栄養を取られてしまい歯が弱くなってしまうためであると思われているようですが、それは間違いです。
原因は赤ちゃんではありません。妊娠期は食欲が増えるために間食が多くなったり、つわりにより歯みがきが難しくなってしまうことが原因といわれています。また通常より女性ホルモンが多く分泌されるため、女性ホルモンを好む歯周病の菌が増殖し、歯肉炎にもなりやすくなります。それらが重なることにより、お口のなかが虫歯のできやすい環境になってしまうのです。

食事のあとは歯についた食べかすをやわらかい歯ブラシで落とす、つわりの時はブラシのヘッドが小さな歯ブラシを使用する、などの工夫を行えば虫歯を予防することができます。

またどうしても歯ブラシが使えない場合は、糖分を含んだ食べ物や飲み物を避ける、洗口液で口をゆすぐなどをし、対策をすると良いでしょう。

子どもの未来は妊娠中に決まる

もし子どもがまだ物心つく前に虫歯になってしまった場合、歯科医院で行える治療のほとんどは応急処置しかありません。その理由は大半の小さな子どもは泣いて暴れてしまい、落ち着いて治療を行うことが難しいためです。

また乳歯は永久歯よりも虫歯が進行しやすく、一度虫歯になってしまうとその後の虫歯になるリスクが一気にあがります。健康な乳歯は健康な永久歯につながることを理解し、妊娠中は健康的な生活を心がけ、子どもの乳歯を虫歯からしっかり守るようにしましょう。

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