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矯正歯科ブログ

矯正歯科でやり直しにならないためにできる後戻り対策

治療のあとの後戻り

治療のあとの後戻り

子供の頃に矯正治療をした人のうち、大人になってから歯の再矯正をした人はどれくらいいるでしょうか?歯は、一度矯正を行っても、その後また元の位置に戻ろうとする特徴性があります。そのため、矯正が終わって装置を外したあと、何もしていない状態で生活を送っているうちに、歯が矯正する前の位置に後戻りしていくことがあります。そうすると、大人になってからまた矯正をやり直さなくてはいけなくなるのですが、大人になったからといって、また何もせずにしておくと、歯はまた元に戻ろうとします。同じことを繰り返さないためには、矯正が終わったあとに正しく行う処置が必要になってくるほか、気をつけなくてはいけないことがあります。では、矯正治療が終わったあと、治療のやり直しにならないためにはどういった対策をすればいいのかをお話ししていきます。

治療のあとの固定が大切

矯正治療が終わったあと、歯が元の位置に戻らないようにするには、必ず歯の固定をしなくてはいけません。これは、専門の矯正歯科では必ず行われていると言ってもいいでしょう。しかし、矯正歯科の専門ではない医院の場合では、治療のあとに固定をしない場合がありますので注意が必要です。歯の固定の仕方は、医院によって方法が異なります。矯正が終わったあとも同じ矯正装置をつけたままにしておくことがあれば、別の装置に変えて固定することもあります。

固定する方法

固定する方法

矯正後の歯を固定する方法はいくつかあります。そのひとつが、歯の裏側に固定用の針金をつけておく方法。下の歯を矯正した際に行うことが多い方法で、矯正した歯が今の位置から動かなくなるまでしばらく針金をつけたままにしておきます。固定するだけの装置でのため、使われる針金は比較的細いものを使うことが多く、長くつけていてもあまり違和感はありません。次に、プラスチックのマウスピースをつける方法です。これは透明の目立たない装置を歯に装着して固定する方法であり、針金で固定する場合と違い、取り外しが可能になっています。そのため、食事と歯みがきの時は外すことができますが、それ以外では必ず装着している必要があります。また自分で管理をしなくてはいけないため、装置の紛失や誤って壊してしまったりしないように注意が必要です。歯を固定する期間は歯科医院によって変わってきますが、最低でも1年は必要と言われており、それ以上の期間の固定が必要と言われることもあります。

親知らずに要注意

大人になると親知らずが生えてくることがありますが、この親知らずにも注意が必要です。歯は早い人の場合は中学生のうちに、遅い人の場合は高校生までの間にすべて生え変わり、全部で32本の永久歯が生えてきます。歯が生え変わるまでの間に矯正が行われた場合、この32本がきれいに並ぶように矯正されることが多く、親知らずが生えてくると歯並びを壊されてしまうことがあります。その場合、歯並びに影響してくる前に親知らずを早急に抜歯した方がいいでしょう。しかし、親知らずはきれいに生えてくることができるようであれば、将来的に大切な奥歯になることがあります。そのため、親知らずが生えてきてしまったからといって早合点をして抜いてしまわずに、必ず矯正歯科の専門医に診断してもらってから抜歯を考えるようにしましょう。

無意識の悪癖に注意

無意識の悪癖に注意

歯は力を加えると位置を動かすことができるため矯正が可能です。そのため、矯正以外で歯に力が加わらないようにすることも大切です。というのも、我々は無意識のうちに行っている『癖』というものがあります。そのひとつが頬杖。頬杖は手に顎を乗せることで首や肩が楽になったり、考え事をしていたりすると無意識にとってしまう行動のひとつです。これが日常的に頻繁に行われると、顎の骨が外側から手で圧迫され続けることで変形してしまい、顎が変形するとその影響は歯並びにも及んできてしまいます。普段、頬杖をよくしてしまう癖がある人は、意識して注意してみましょう。

次に舌の癖です。舌は頬杖以上に無意識に動かしていることがあるため、特に注意が必要です。舌は、会話と食事以外では動かされることがなく、口を閉じている時は上顎のスポットという正しい位置にくっついているのが正常です。しかし、舌が前歯の裏に当たっている状態である場合、前歯が舌で前に押し出され、いわゆる『出っ歯』になってしまうことがあります。これは舌の位置が原因であるため、何度矯正をしても舌を正しい位置にしなくては意味がありません。舌が正しい位置にあるかどうかは口を閉じていて自分で確認するのは難しいため、舌の位置に詳しい歯科医院で診断してもらうといいでしょう。

矯正は治療のあとが大切である

歯は、あらゆる要因によって常に位置が変わり続けています。それは目には見えない小さな変化ですが、毎日続くことで大きな変化になります。矯正歯科は時間と費用がたくさんかかるものですから、後戻りや日常の癖によって矯正のやり直しになってしまわないように対策法を知り、気をつけましょう。

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