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矯正歯科ブログ

矯正歯科治療における前の歯並びのセルフチェック

咬み合わせをチェックする

セルフチェックは歯を噛んだ状態で行います。チェックをするにあたり、まずは咬み合わせの種類を知る必要があります。治療が望ましい咬み合わせとは、どのようなものがあるのでしょうか?よく知られているものとしては、出っ歯といわれる上顎前突、受け口といわれる反対咬合があげられます。
では、通常の咬み合わせとは、具体的にどのような状態なのでしょうか?通常は前歯が下歯より前に来ている状態ですが、このとき2~3mm前に前歯がある状態が通常の咬み合わせと言われています。この位置からズレてくると、ものを噛む際に不便が生じる可能性が出てくるとともに、発音がしにくかったり、口内炎が出来やすいなどの問題が起きます。

前後の位置以外に、左右のずれに対しても注意をする必要があります。上下の真ん中の前歯がずれていないかのチェックを行います。幼少期はずれていなくても、年齢を重ねるごとに、体のバランスや片方の歯だけを頻繁に使用しているなど、歯がずれてくるケースがあります。こうなると、顎が曲がって成長をしてしまうばかりか、食事にも悪影響を及ぼします。出来るだけ早期の治療を行う必要があります。

また、上下の歯の重なり具合も気を配る必要があります。通常は2~3mmの重なりが通常といわれています。これが4mm以上になると、下の歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。逆に浅すぎる場合では、食べ物を噛み切ることが出来ないなどのデメリットが出てきます。食事の際に咀嚼が不十分になってしまうと、消化がしにくくなるなどの問題も起きてしまうことから、体の健康も損ないかねないため、矯正治療を行うことで、改善をしていきましょう。

年齢によって異なるチェックポイント

歯並びのチェックポイントは年齢によって異なります。3歳までの子どもの場合、正面から見たときに軸がズレていたり、しっかり咬み合っていないなどがあげられます。また上の歯と下の歯の間に空間が出来てしまっているのも問題です。
6歳までの子供になると、上記のチェックポイントに加え、永久歯がまだ1本も生えていない状態となると、トラブルが発生する恐れがあります。その後、10歳までの子供になると、チェックポイントは減ってきますが、歯の本数が足りていない、奥歯が足りていないなど確認をご両親が行うことが大切です。子供のお口のチェックをする機会がない家庭では、歯並びの悪さに気が付くのが遅れ、治療が大変になってしまうこともあります。早めのチェックが治療期間を短くする、負担を減らすための最善の方法です。子供とのコミュニケーションをしっかり取ることが、より良い矯正治療につながりますので、気を配るようにしましょう。
30歳以上になると、チェックポイントのタイプが変わってきますが、抜けた後の歯を放置している、顎を横に動かしにくいなど本来ある歯のメンテナンスを中心にチェックしていく必要があります。

歯並びの状態をチェック

歯並びの状態をチェック

歯が並ぶ位置やスペースにおいてもチェックをすることが大切です。歯の大きさがアンバランスであると歯が並ぶだけのスペースを確保できなくなってしまうのです。

乳歯においては歯の間に隙間が目立ちますが、これは生えてくる永久歯の方が大きいために起こるものです。乳歯の生え変わるタイミングで、歯並びがいい状態は実は、将来歯並びが悪くなってしまう恐れがあるのです。その他にも口呼吸になっていないかをチェックすることも大切です。本来、人の口は自然に閉じて、鼻で呼吸するものです。鼻で呼吸することで外気のホコリや雑菌の侵入を防ぐフィルターのような役割を果たしています。前歯が出ていると自然に口が開いて口呼吸になってしまっている可能性もあるのです。

鏡を見て歯並びをチェックするにあたり、左右の口角の位置もポイントの一つ。左右の目の位置から唇の両端までの距離を見ます。この距離が均等でなければ、左右の咬み合わせがずれている可能性があるのです。また、笑ったときにも左右の口角の高さが異なっていないか、この点も注意してみる必要があります。

まとめ

セルフチェックをするにあたり、まずは本来の歯の咬み合わせや並びを確認すること、通常がどういった状態なのかを確認することが大切です。通常の咬み合わせでは、上の歯が下の歯に覆いかぶさるようなっており、その重なり具合も2~3mmという目安があります。また、前歯の中心のラインのずれがいないかも、大事なチェックポイントです。このような通常の咬み合わせを知ったうえで、セルフチェックを行うことで、治療のポイントや流れを理解するのに役立ちます。

乳歯においては、チェックポイントも多少異なります。まずは、歯に対する癖などがないかを確認。癖がある場合は、それが原因となって歯並びが悪くなってしまう恐れがあるのです。
前歯のチェックの際、子供の歯は隙間が空いた状態が通常の咬み合わせです。それを理解したうえで、チェックを行うようにしましょう。

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